一昨日、十勝管内・H町のTMRセンターを取材しました。
TMRセンターを訪問して、いつも圧倒されるのが、(バンカーサイロに乗せている)タイヤの数。
こちらでは大型バンカー(800t級)が12基、小型バンカー(250t)が7基あり、1基にそれぞれ約500本、約200本のタイヤが乗るそうです。
つまり合計、約7400本のタイヤがあるわけです。
そして、空のバンカーサイロが最も多くなる今頃、このタイヤ置き場がいっぱいになります。
こうして整然と並べられたタイヤの景色も壮観です。
きめ細かな牛群管理で定評のある石狩管内のI牧場を訪問しました。
さすが人間と牛たちがいい関係で、牛たちが好意的に近寄ってきます。
するとそのなかの1頭が、横の1頭の肩をペロペロと。
「ソーシャルグルーミング」(他の牛を舐める行動)っていうやつですね。
ちなみにこの「ソーシャルグルーミング」、
1 舐めるサービスを提供する牛
2 舐めるサービスを受ける牛
3 この関係に属さない牛
に分けられ、しかも牛群の安定と生産性には?の舐める係が重要なのだそうです。
こうした現場で重要な意味を持つ「乳牛行動学」が、先月に発刊した「ふたたび酪農」(伊藤紘一著)に、とてもとても詳しく解説されています。
まだお読みでない方は、ぜひ申し込みください。
http://www.dairyjapan.com/publication/pub01/syousai031.html
十勝管内S町・U地区酪農振興会のみなさんが昨日、グローバル(地球的)視野で酪農産業をとらえようと、専門商社の札幌営業所を訪問するというので、当方も参加させていただきました。
そこでまず解説されたのは、世界の人口の動向(http://arkot.com/jinkou/)です。
このサイトを見てのとおり、世界の人口はまさに刻々と増えています(ぜひご覧あれ!)。
同時に環境破壊(砂漠化減少)も進んでいること、中国・ロシアなどで食糧需要が強烈に高まっていること、そしてそれらを背景に、世界の従来の食糧需給形態が崩れていることが解説されました。
それゆえ数年前から、食糧は「売り手市場」であることが、世界の共通認識となっていました。
当然、乳製品も需給がひっ迫することも、数年前からわかっていたそうです。
ところが日本の酪農は一昨年に生産調整となり…。
商社等は今、原料・食糧を求めて必死に右往左往しているそうです。
これでいいわけがない――「日本はもっと農業に力を入れなければならない!」「もっと国産生乳を増産していかなければならない!」というのが主題です。
では、国産生乳を増やすにはどうすればいいのか?
――もちろん政策、国家戦略も必要です。
酪農現場では、どうやれば増やせるのか? 緊急対策は何か?
――子牛の死廃を減らし、繁殖成績を上げ、平均産次を向上させる秘訣、ホルスタイン雌を効率良く増やす秘訣なども紹介されました。