どれも力作! 小中学生の「牛の絵」展示会

「牛やミルクのある風景」をテーマに、道内の小中学生が描いた絵画コンクールの入賞作品展が24日から28日まで、北海道庁1階ロビーで開かれました。
主催は北海道牛乳普及協会、ホクレン、後援は日本酪農乳業協会、北海道、北海道教育委員会です。

本コンクールは今年で23回目、今回は115校から704点も応募があったそうです。
どの作品も実に見事で、牛が活き活きしています。
見学者からは「観察力が凄い」「アップは迫力ある」「牛がそばにいる感じがする」などの感想が聞かれました。
また、「こうした展示会は消費拡大につながる。牛=牛乳、チーズだから」といった感想もありました。

入賞作品の一覧は、ミルクランド北海道のホームページでも見ることができます。
また、作品の一部は、1月に開催される『ミルク&ナチュラルチーズフェア2011』(札幌市と帯広市)でも展示されるそうです。

今年は今日が最後、また来年もよろしくお願いします。
みなさま良いお年をお迎えください。

「すんなり起きられない牛」のために

「寝起きが下手で、または軽い低カル気味で、すんなり起きられない牛って、日本中どの牧場にもいますよね」と北海道十勝管内・K牧場のKさん。

そういう牛は、通常よりもヘッドスペース(頭の突き出しスペース)を広くしてやれば寝起きが上手くいくと言います。
そこでKさんは、繋ぎ牛舎のマセン棒を部分的(1頭ごと)に取り外せるようにしています。
いつまでも寝起きが下手な牛の場合は、マセン棒を取り外しっぱなしです。

「寝起きが下手で、怪我したり、乳頭を踏んだりしたら、その損害は大きすぎるから」とKさんは言います。

どうせなら、できるだけ木で

石狩管内のS牧場は昨年、牛舎を新築しました。
当時は鉄材が高値で、木材と同じほど。
「であれば木で」ということで、木材を中心とした牛舎を建てました。

さらに、「どうせなら、できるだけ木で」ということで、子牛のハッチも木材で作りました。
草架も木材です。
「木のぬくもり」を子牛も感じているようです。

ここはPDDが少ないよ

先週に引き続き、十勝管内のある牧場です。
ちょうど削蹄の日でした。
削蹄師さんは、1日に100頭くらい削蹄します。

「ここはPDD(趾皮膚炎)が少ないよ」という削蹄師さん。
その理由を聞くと、
「蹄浴をスケジュールどおりに、きちんとやっているから。薬液濃度も適切だし」とのこと。

ちなみに、ここでは10日ごとに3日間(朝晩の6回)続けて蹄浴するそうです。