飼料効率向上の取り組み③:DairyJapan9月号

エサの原料価格高騰が叫ばれるなか、いかにして飼料効率を高めるか。

【岡山県N牧場の場合】

飼料原料の高騰をヒシヒシと実感するNさん。改めて乳飼比を最適にい直し、利益を出す方向で考えています。エサ代抑制の一つの方法は自給粗飼料生産。作付け規模も拡大し、近隣への販売も行なっています。

N牧場では自給飼料生産のリスクも考えて注力して生産する品目を変更してきたそうです。稲WCSでは給与量に限界が……デントコーンでは台風の際の倒状リスクが……などのリスクが潜んでいます。そのようなことも考えながら現在はグラスサイレージに力を入れています。さらに理想のTMRに近づけるために、嗜好性が高いジュース粕や乾物率の高い輸入デントコーンなど、価格を抑えながら原料を工夫して調達。

購入・自給それぞれにリスクがあることを理解しながら時代に合わせて最適な飼料設計をするN牧場。要チェックです。

飼料効率向上の取り組み①:DairyJapan9月号

最新号 DairyJapan9月号の特集取材テーマは「飼料効率向上の取り組み」です。

「飼料効率の高騰などによって、生産費の増加が叫ばれている。そうしなか注目すべきは、いかに飼料効率を高めるか。

無駄を省き、きちんと喰わせ、乳牛に本来のパフォーマンスを発揮しもらうための取り組みを紹介する。」

というもの。

北海道のK牧場では、自給飼料の利用においても、在庫予測や季節変化を考慮した給与計画を立て、できるだけ変化のない一貫性を保つように飼料効率を高めています。

「エサの内容はケチってはならないが、無駄はないかロスはないか、と常に見ていなければならないものだ」とKさんは目を光らせます。

飼料効率向上に向け、K牧場ではどのような取り組みを行なっているのでしょうか。

詳しくはこちら↗をチェック!

 

 

TMR調製を安全かつ効率的に


いろいろな意見がありますが、東京オリンピックは無事開催され、アスリート達の活躍に感動が絶えない日々が続いています。
そんななか、日本勢の勢いは暗くなりがちな情勢に明るい光を届けてくれる、そんな想いでモニターに向かう毎日です。
さて、先日、岡山県のN牧場を訪れました。
N牧場は自給粗飼料と発酵セミコンプリートをメインとしたTMRを調製・給与し、飼料のコストダウンを図っています。
写真はN牧場の飼料調製庫の様子。飼料調製庫は2階建てとし、1階には定置型TMRミキサーを設置。2階から原料を投入しています。
この方式であれば、重機を使うことなくTMRを調製することが可能で、安全性と作業効率を上げることができます。
もちろん、TMRミキサーへの転落を防ぐため、投入口には転落防止用の格子を設置。
そんなN牧場の飼料効率向上への取り組みはDairy Japan9月号で。

はじめて見た全国大会

昨日全国酪農青年女性会議による酪農発表大会が開催され、様子を取材しました。

このようなイベントが軒並み中止となった昨年から入社した私にとっては、はじめて見る経営・意見発表大会でした。皆さんさまざまな方向に使命感を持って取り組んでおり、いずれも取り組んでみたくなるような、真似したくなるような内容でした。

全国にはこのように酪農が面白くなるような取り組みをしている生産者さんがたくさんいると思うとわくわくしますね。話を聞いてみたくなります。

経営発表大会にて最優秀賞を受賞した東北酪農青年女性会議の菊池武士さんを取材した記事は、「DairyJapan4・5・6月号」にて掲載していますので、改めてチェックしてみてください。

 

皆さんはどうしていますか?②

〈フレッシュ牛の栄養管理 どうしていますか?〉

分娩前と分娩後のそれぞれ概ね3週間は、栄養管理、飼養管理ともに非常に大切な時期であることは周知のとおりですね。

そのなかでも、皆さんは分娩後の3週間「フレッシュ牛」の管理はどのように管理していますか?

ここをうまく乗り切れれば、ピーク乳量も高まり、繁殖管理も順調に進むことと思います。

DairyJapan7月号では、大場 真人氏による集中連載「フレッシュ牛の栄養管理が大切な理由」で、最新の研究についての解説を交えながら、”実際にはどのような管理が良いのか?”ということについて考察しています。

エネルギー給与量は高い方が良い?低い方が良い?……

デンプン・蛋白給与は……?

それぞれのリスクは?

詳しくはDairyJapan7月号をチェック!