「陽圧換気」の哺育牛舎

北海道根室管内T牧場は、哺育牛舎に「陽圧換気」を採用しています。
哺育舎内の天井には、チューブが2本、膨らんで伸びています。
そのチューブをよく見ると、大小2種類の穴が規則正しく開いていて、そこからファンで送られてくる空気(外気)が静かに出ています。
と言っても、舎内に風が吹いているわけではありません。
新鮮な空気が“降りてきている”という感覚です。
その新鮮空気が舎内の隅々まで万遍なく降り注ぎ、流れ、淀むことがありません。

この陽圧換気システムの哺育牛舎が稼働したのは2年前。
以来、子牛の死亡事故はゼロです。

※詳細はDairy Japan 7月号「ルポ特集/子牛の事故低減への取り組み」を。

Dairy Japan 2021年7月号

Dairy PROFESSIONAL 最新刊のご案内

2021年5月増刊号表紙

 Dairy Japan臨時増刊号《Dairy PROFESSIONAL》最新刊が発売されました。
 本誌をご購読いただいている皆様のお手元に届いた頃と思います。

 今回の特集は【しない・させない・みずごさない 乳房炎対策】
 「乳牛の職業病」とも比喩される乳房炎。乳房炎による損失は甚大なものになります。また潜在性の乳房炎は、乳量や乳成分の減少により「潜在的経済損失」を生むことは周知のとおり。
 そこで、本特集では、乳房炎対策を飼養管理や栄養、環境などさまざまな角度から見直し、最新の乳房炎防除について解説します。

 今までの酪農情報誌の増刊号になかったスタイルで、より実用的に!
 タイムリーかつ収益向上につながる技術特集をはじめ、4カ月ごとの経営情報やマーケティング情報を整理し、酪農経営におけるPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)、いわゆるPDCAサイクルに役立つ内容が満載の《Dairy PROFESSIONAL》。
 皆様のお仕事に、ぜひお役立てください。


★詳しい内容やご購入はこちらから♪
 Dairy PROFESSIONAL Vol.20(DJオンラインショップ)
★本誌と併せてご購読できます。
 月刊Dairy Japan 定期購読(DJオンラインショップ)
★増刊号のみのご購読もお得!
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☆バックナンバーも大好評発売中! 
 Vol.19【特集】乳牛のモニタリング
 Vol.18【特集】農場のリスクマネジメント
 Vol.17【特集】乳牛の暑熱ストレスを科学する 他

好評連載 仔牛と向き合うアイの法則とは

「仔牛は宝」です。宝だと思うことができると、傷つけないように、壊さないように、汚さないように、失わないように、大切に大切に扱うことができるはずです。「1%の意識」「1%の習慣」小さなことに心を込めれば、凄い奇跡が起こります。
——–Dairy Japan 4月号 連載中の「仔牛と向き合うアイの法則とは」の一節です。
著者は十勝清水町・(株)ファーム山口の山口鮎美さん。

「仔牛と向き合う」を第一として試行錯誤しながら独自の哺育方法を編み出した山口さん。
初乳は制限なし。
生後2週間目から12~18リットル。
生後3週間目から18~24リットル。
これは「私が出した答えではなく、仔牛が出した答えです」と言います。
ファーム山口の仔牛は、抜群のフレーム、高い健康度で、評判を呼んでいます。

4500頭以上の仔牛から学んだ「仔牛と向き合うアイの法則」が詳しく解説されています。
ぜひお読みください。

新シリーズ「酪農家を楽にする 牛のための お産」Dairy Japan 4月号

Dairy Japan 4月号には新シリーズが二つあります。
その二つめは、「酪農家を楽にする 牛のための お産~もし、あなたが牛だったら、どんなお産を望みますか?~」(著者:石井三都夫氏/石井獣医サポートサービス)です。

当シリーズは、とかく人の都合に合わせたり、牧場ごとでさまざまな形や方法で行なわれてきた牛のお産管理を、本来の野生動物として営む自然分娩をイメージしながら、「牛目線」で検証し改善していこう、というものです。

第1回めは、「今、なぜ、お産が大切なのか?」と題して、お産の成否が牛の生産性に大きく影響し、それが、その農場経営を左右する大きなカギとなることが解説されています。
読んで、なるほど!

Dairy Japan ご購読は、以下へアクセスを。
https://dairyjapan.com/shop/products/detail/64

新シリーズ「あなたは乳牛をどこまで知っていますか?」Dairy Japan 4月号

Dairy Japan 4月号には新シリーズが二つあります。
その一つは、「あなたは乳牛をどこまで知っていますか?~牛本来の動きから飼養管理を追求する~」(著者:田中義春氏/デーリイサポート・タナカ)です。

当シリーズは、乳牛の「本能」や「習性」を理解して上手に飼養管理しよう、というものです。
第1回めは「牛は周りを見渡せるが遠近や色は苦手な生き物だ」と題して、草食動物であるがゆえの乳牛の視野・視界・見え方などが紹介されています。
そして、「牛目線」で、牛を移動させるコツ、牛舎内レイアウトのポイントなどが解説されています。
読んで、なるほど!

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