ゲラゲラ身についちゃう??~新年度オススメ書籍Vol.2~

皆さんこんにちは。4月とは言えど東京は寒かったり暑かったりとわがままな天気が続いています。流行する感染症もそうですが、季節の変わり目はそもそも体調を崩しやすいので、どうか皆さんご自愛ください。

 

例年この時期は新社会人がフレッシュな気持ちで仕事を始める時期ではありますが、どうやら今年は未だ自宅待機や在宅勤務をして晴れ晴れと仕事をスタートするようなムードではないようです。

予期せずに自分の時間が出来てしまった方々も多いと思います。そうだ。こんな時は!本読みませんか?

今回おススメしたい書籍は

『お気酪獣医 クスリの処方箋』島本 正平 著

見た目どおり楽しく読める本です。とても読みやすい。だがしかし、とても実になります。

どんな本なのでしょう?

「薬」のことではなく「クスリ(笑)」なことが書かれています。しかも、農場で牛と付きあっていくなかでとても大切なことを知ることができます。アニマルウェルフェアや安全対策など普段から気にかけたいことから、周産期や抗生剤についてなどの詳しく知りたい技術を見直すこともできます。

普段農場で牛と接する方々も、獣医師や関係会社の方々が牛と関わる方々も、皆さんに知ってほしいことです。

私も大変勉強させていただきました。「SCCとかIgGとかNHKとか…」(NHK……?この謎は書籍で)

島本先生です(ご本人はもっと男前です)。こんな素敵なイラストで話が進んでいったらゲラゲラ読んでしまいますね。

ぜひ明るい気持ちで春をお過ごしください!

 

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お電話でもお待ちしております。

私達は今のところ全員無事です。

こんにちは。前田真之介です。

毎日毎日すさまじいスピードで蔓延していますね。新型コロナウイルス。皆さんは体調お変わりないでしょうか。

幸いにして私達デーリィ・ジャパンは全員無事でございます。東京都近辺が生活圏なこともあり、時間差の出勤や出社日数を減らすなどの対応を行ない感染防止に努めています。私も休みの日は普段は山や川など外へ出かけることが多いのですが、自分自身が媒介者とならないように今は極力控えています。

皆さんもどうかお気を付けください。仕事も牛もとても大切ですが、皆さんの身体もとても大切です。できる限りの感染予防、頑張っていきましょう。

私達も、取材活動がしづらくなるなどの影響が出始めています。私はまだまだ酪農業界に入って日が浅く、もっと多くの農家さんを訪ねたい。業界に携わる多くの人に出会って話を聴きたいと思っていたので、外に出づらいことは非常に残念です。

今は本やネットで知りたいことの8割は簡単に知ることができます。私もそうしています。しかしやはり、その先は実際に見て話して経験するしかないと思います。ただ単純に残りの2割を知れるだけではないからです。経験したから次の興味が湧いたり、経験したり話をしたりする時にいろんな感情が生まれたりします。そうすると、経験をほかの誰かに伝えたときにとても伝わります。

ですので、今の事態が良くなったら、是非取材に行かせてください。よろしくお願いいたします。

さてこんな時は、本を読むに限ります。今私が読んでいるのはこのあたりです。まずは基本から興味の湧くところを中心に読みます。

 

新入社員のかたにオススメな書籍なども今後どんどん紹介していきます! お楽しみに。

新年度!みなさんに読んでほしい書籍紹介しますVol.1

読者のみなさんこんにちは。新しく酪農業界で働くことになったみなさんや新たに農業学校に入学された方々、初めまして。こんなご時世ではありますが、就農・就職・入学おめでとうございます!

私達デーリィジャパンは、皆さんの酪農ライフがより充実する情報をお届けしています。これから皆さんと一緒に盛り上げていけたら嬉しいです。

実は私も今年の1月からこの業界で新しく働くことになりまして、それまでは酪農の「ら」の字も知りませんでした(以前は観光やレジャーの類の仕事をしておりました)。しかし、デーリィジャパンの書籍を読むことで、少しずつ理解でき、酪農への興味が湧くようなりました。

みなさんにもよりよいスタートを切ってもらい、なにより「酪農おもしろい」と感じていただきたいと思い、弊社から出版されている書籍をご紹介します!

まずはこちらの書籍から!

『こうすれば農場はもっとうまく回る』 著者:丸山 純 氏

なぜコチラを1冊目に選んだかといいますと、「なんとなく読みやすそう」だったからです。恥ずかしながら私は読書が苦手です。特に興味が湧かないものを読むのはとても苦手です。

そんな、何も知らない、読書苦手な私の酪農への入り口をぐっと広げてくれたのがこの書籍でした。

A5判で手に取りやすく、中はオールカラーで読みやすいです。酪農を運営することの難しさや面白さ、何より「実践しやすそう」というイメージが頭に浮かびながら読み進められました。もちろん私はわからない言葉だらけだったので、都度調べながら理解していきました。

農場運営という目線で書かれているので、経営者の方々はもちろん、従業員や、農場に出入りする仕事の方々にも知っていてほしいことが満載です。

あくまで私の見解ですが、本書を読むことで、今ままで何気なく行なっていた作業に「意味と価値」が生まれるのではないかなと思いました。

季節とともに気持ちも新たになった皆さん。是非読んでみてください!

デーリィジャパン公式SHOP

 

 

牛になって考えてみた。

 

こんにちは。前田真之介です。

少しずつ暖かくなってきました。私は普段、1時間ほど自転車で通勤しているのですが、仕事を始めるころには背中に少し汗をかくようになってきました。家を出るときは寒いのですが、着くころにはポカポカです。夏になったら大量の汗をかいて通勤することになりそうです。

先日、牛の一日の行動って何だろう思い、考えてみました。もちろん個体差がありますが、だいたいで考えると、
寝ている時間:11時間
立ったり移動する時間:6時間
搾乳時間:2時間
餌喰う時間:5時間
くらいでしょうか。

人間に置き換えると、
11時間寝たりゴロゴロしたりする、
通勤時間が片道1時間とすると、
そのほかで移動したり運動っしたりする時間が4時間、
仕事は2時間、
食事は1時間~2時間を朝昼晩に3食。
のように考えました。

おや、実は牛って結構良い生活送ってるのでは……。

いやいや、1日2時間勤務、食事、家付きの仕事だけど食事の量と食べるものが決められて、11時間寝れるけど外に出掛けたりはできない。私にはできない仕事でした。牛すごいです。

というか、そもそも男にはできない……。牛乳のありがたみを感じました。

これからどんどん暑くなっていきますが、早めに暑熱対策をしておきたいところですね。5月に出版される増刊号『Dairy Professional Vol.17』は、暑熱対策について特集を組んでおりますので、見てみてください。そして是非参考にしてみてください。

牛が少しでも良い環境で生活して働いてもらうために、私達も頑張りましょう!

素人目線で見るはじめての牧場取材記

はじめまして。今年から入社しました前田真之介と申します。

これまではまったく違う業界で働き、酪農経験はなく、酪農や乳業のことなど何も知らない状態でスタートしました。
現在は酪農の勉強から取材同行、記事の作成を学ぶなど絶賛修行中です。ご指導よろしくお願いいたします。
これから皆様のお役に立てるよう、多くの場所へ飛び回り牛乳よりフレッシュな情報をお届けしますので楽しみにしていてください。

第一回目のスタッフブログでは、先月伺った牧場さんの取材記録をお伝えします。

伺ったのは、900頭近くを飼養する規模のS牧場さん。皆さんにとっては当たり前かもしれないことが私にはどれも新鮮に見えました。まず、「こんなにたくさん牛飼っている牧場があるのか」と驚き。せいぜい数十頭程度だと思っていました。

そしてミルキングパーラー。

このテクノロジーが詰まった施設はなんなのだ。素直にかっこいいと思いました。

伺った日はたまたま削蹄師による定期削蹄の日でした。削蹄風景も初めて拝見し、素早く削蹄するにまた驚き。

大きな削蹄枠もまたかっこ良いですね。

そして、これまで「牧場でよく見るアレ」程度に思っていた「アレ」の正体がわかりました。

サイレージでした。餌でした(S牧場でのロールは発酵TMRでしたが)。

毎日目にされていている方からは「そんなことかいっ」とツッコミをいただきそうですがご容赦ください。

 

取材に行くまでに月刊Dairy Japanをはじめ、いくつかの書籍で基礎から勉強をしましたが、やはり実際に見て感じてはじめて牛や物や人の役割や関係が見えてきますね。百聞は一見に如かずという言葉どおりです。

今後取材に伺った際はぜひ、皆様の牧場の特徴や注力していること、なにより当たり前なことをたくさん教えてください。よろしくお願いします。

恥ずかしながらまだまだ何も知らない私ですが、これからさらに経験と知識を積んで頑張ります。