「パソコンもいいけど、一番使っているのは、これかなぁ」と根室管内Yさんが指したのは繁殖管理板でした。
「一番目につくし、イメージでとらえることできるんです。この牛が妊娠した、あの牛はまたまた妊娠したというように、絵(その牛の姿)として自分の頭に入るんです」とのこと。
さらに、「あーこの牛、また搾乳牛舎に帰ってきてくれるとか、おーこの牛、前はけっこう乳を出していて、もう年だけど、また望めるかなとか、これ(繁殖管理板)を眺めながら想いにふけるんです」
「これを眺めていると、牛ってすごいなって思います。思わず抱きしめたくなる牛がいっぱいいるんです」と熱く語ってくれました。
投稿者: ItoHiroshi
「資格」は不要、「資質」は大事
「育成牧場で一番大切な要素は『誰が育てるか』ということ。特別な資格は必要ないが、資質は必要だ。そして資質を高めていくことが大事だ」と語る釧路管内の公共育成牧場の場長さん。
「どれほど立派なマニュアルやプログラムがあっても、それを実行するのは人である。決められたことをやり通す意志の強さ、生命をいつくしむ心があって、はじめて目標を達成できる」と熱く語ってくれました。
詳しくはDairy Japan 3月号をご覧ください。
子牛の顔色??
「ずっと以前、『熱のある子牛は顔色が違う』と利用農家さんに言われ、その意味がわからなかったんです」と笑うのは釧路管内の公共育成牧場の場長さん。
「しかしそのうち、その意味がわかるようになりました。子牛は発熱すると、目の周囲に鳥肌が立ち、毛が逆立つんです。それを『熱のある子牛は顔色が違う』と表現されていたんですよ」とのこと。
「うちのスタッフは、そこにも注視しながら飼育にあたっています」と話していました。
詳しくは Dairy Japan 3月号で。
足痛の早期発見は「歩幅」を見ること
「足痛を早期発見するには、歩幅を見ること。左右の歩幅が違ってきたら足を痛がってきているサイン。痛い足が地面に着いたとき、反対側の足を早く着きたいから歩幅が狭くなる(痛くないほうの足の歩幅が狭くなる)」とオホーツク管内Hさんは言います。
詳しくは、来週発売のDairy Japan 2月号のルポ特集「わが家の護蹄管理」で。
エサ寄せ&残飼さらい機
写真はH牧場(オホーツク管内)考案のエサ寄せ機です。
単なる両方向対応のエサ寄せ機ではありません。
エサ寄せ板を畳むと一直線状になるんです(下写真)。
残飼を片付けるときに、このように板を一直線にして、一気に残飼を押してさらいます。
「これだけ板幅が広いと残飼が横にこぼれ出ないから、作業がとても楽なんです!」とのことです。