今の酪農危機を将来に悔いない機会とするための三つの提言

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帯広で一昨日行われた、十勝の酪農家有志のシンポジウム「どおーする北海道酪農」の講演で、佐藤茂氏(前鹿追町農協組合長)は、「当面の危機を抜け出すための戦略・戦術は強烈に進めるべきだ。ただしそれだけに目をとらわれずに、今を将来に悔いない機会とするために提言したい」と述べました。

それは、
1 十勝は政策提言機能を見直すべき
2 飼料対策の総合戦略を考えるべき
3 牛乳・乳製品の需給調整機能を生産者自身の組織として持つべき
の三つです。
1 については「今までの関連対策の見直し、新たな発想に基づく関連対策の政策立案や構想を、この際、本気になって知恵を出す時期ではないか」と述べました。

また、「規模を大きくしたことが悲劇を招いているような論評がマスメディアで見られるが、決してすべてが悲劇となっているわけではない。ましてやこれから縮小路線はあり得ない。むしろ着実に拡大路線を歩まざるを得ない。そして拡大したところをコンサル、サポートしていくことが大事だ」と語りました。

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