今月の営農技術対策―北海道農政部

2014 年 6 月 1 日

Filed under: — djito @ 9:26 AM ニュース

北海道農政部 生産振興局 技術普及課は、6月の営農技術対策を発表した。

家畜飼養における「今月の重点項目」は以下。
・放牧地は草勢に応じた管理を行ない、放牧草の利用効率を高め、乾物摂取量の増加を図る。
・一番草の収穫時期となるが、朝・夕の個体観察時間を確保し、発情牛の発見に努める。
・「飼養衛生管理基準」に基づき、衛生管理区域内での消毒等を徹底する。
・親子同居の繁殖雌牛では、BCSや子牛の発育に応じて配合飼料を調整する。
・肥育素牛の導入時は環境への馴致と十分な観察(牛体、疾病等)を行なう。

乳牛においては、「農場の衛生管理」として以下の注意を呼びかけている。
ア 気温が上昇すると、感染症が蔓延しやすくなる。作業者の感染予防意識を高め、「飼養衛生管理基準」に基づいた衛生管理対策を徹底する。
イ 衛生管理区域への部外者の立ち入りや車両の通行を制限する。管理区域と住居との間には消毒ラインを設け、畜舎等の出入り口に踏み込み消毒槽を設置し、長靴等の消毒を徹底するとともに、部外者専用の長靴などを用意する。
ウ ハトやカラス、キツネなど野生鳥獣の牛舎内への侵入を防ぐためネットを設置する。また、飼槽や水槽周辺の衛生管理に努める。

他にも、「放牧管理」「飼養環境の向上」「搾乳衛生の徹底」「繁殖管理の徹底」についても注意点をまとめている。

詳しくは北海道農政部 生産振興局 技術普及課のホームページへ。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/index.htm

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