今月の営農技術対策 北海道農政部
2014 年 4 月 1 日
北海道農政部生産振興局技術普及課は、4月の営農技術対策を発表した。
家畜飼養における「今月の重点項目」は以下。
・畜舎周辺の排水を促進する。
・貯蔵飼料の残量と品質を確認して、給与計画を立てる。
・寒暖の差が激しい時期なので、乾物摂取量の変化に注意し、家畜の健康状態をよく観察する。
・繁殖豚はボディコンディションスコアを定期的に計測し、妊娠期の過肥を防止する。
乳牛においては、「畜舎周辺の環境整備と疾病対策」のなかで、以下の注意を呼びかけている。
・融雪が遅れ、積雪の残る地域では、溝切りなどにより畜舎周辺の融雪水の排水を促し、バンカーサイロやスタックサイロへの侵入や、ロールパックサイレージの浸水等を防ぐ。
・パドックでは融雪水の滞留や泥濘化により、蹄や乳房への細菌感染リスクが高まる時期である。パドックの排水対策を行なうとともに泥濘部分を取り除き、乳牛の歩様や蹄の状態を注意深く観察して蹄病の早期発見に努めるとともに、必要に応じて削蹄を実施する。また、牛床の清潔さを保つとともに衛生的な搾乳作業を励行する。
・屋外に配置されたカーフハッチ等は融雪水により牛床が湿らないよう、敷料をこまめに補給する。
・パドックや糞尿施設のれき汁が融雪水や雨水とともに流出しないように点検・整備を行なう。
詳しくは北海道農政部生産振興局技術普及課のホームページへ。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/index.htm
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