東北でも牧草から目安超の放射線物質:宮城県など

2011 年 5 月 19 日

Filed under: — admin @ 7:27 AM ニュース

宮城県は18日、県内3ヵ所で採取した牧草を検査した結果、南部の町営牧場と北部の県営牧場の2か所のサンプルから、国が乳に与えてもいいという「目安」を超える放射性物質が検出されたと発表した。

検出されたのは、いずれも「放射性セシウム」で、丸森町の牧草は、目安の約5倍、大崎市の牧草は350ベクレル。放射性ヨウ素は、いずれも目安以下。

これを受け、宮城県では県内全域の約6000軒の畜産農家に対し、乳牛や肉牛に牧草を与えたり、放牧したりしないよう要請した。県内で農産物や牧草などから国の基準や目安を超える放射性物質が検出されたのは初めだが、すでに岩手県内でも「目安」以上が検出され、東北にも広がっているもよう。

一方、関東では「目安」以下となった地域もあり、一部では運動場へ牛を出すなど解除されており、事態は流動的。
栃木県内の酪農家は「とりあえず牧草は収穫したが、その後の対応(補償の時期・仮払いなど)に明言がなく、跡作にデントコーンも播いたが、今後の対応策は示されていない」と語っている。

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