原発事故を踏まえた家畜飼養管理について(農水省リリース)
2011 年 3 月 22 日
農林水産省は3月21日、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響によって、一部地域で放射性物質が通常よりも高いレベルで検出されている地域があることから、家畜の飼養管理についての注意点を関東農政局と東北農政局宛てに通達した。
通達によると、飼料については放射性物質のかかった牧草、乾草、サイレージを給与することのないよう、
1.事故の発生前に刈り取った飼料を使う
2.倉庫など屋内で保管された飼料を給与する
3.屋外保管の飼料についてはラップ等で空気に触れない状態で保管されているもののみを給与する(給与前にラップ等を布でふき取る、水で洗い流すなどの処理をする)
などを実施する。
飲用水については、
1.水道水や井戸水を使用し、湧水や流水を使用しない
2.貯水槽には蓋をする
3.舎外の水槽等で水を与えない
などの対応をする。
また、舎外で飼養すると水、草や土から放射性物質を採取する可能性があるので、当面、放牧等はやめて舎内で飼養するようにする。
などを記している。
農水省プレスリリース
原子力発電所事故を踏まえた家畜の飼養管理について(PDF:118KB)
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