消毒薬を緊急体制で輸入:バイエル薬品
2010 年 5 月 22 日
バイエル薬品株式会社は、同社が輸入販売している複合次亜塩素酸系消毒薬「アンテックビルコンS」の国内での急激な需要の高まりに対応するため、緊急体制で製品の輸入にあたっている。
4月末から5月前半における数回にわたる緊急輸入(通常船便のところを空輸にて計50トン)に続き、5月20、22、23日の3回の到着が予定されている(到着地:関西国際空港)。今回の約30トンについては、ほぼ全量を発生県を中心とした九州エリアに出荷の予定。
「アンテックビルコンS」は、口蹄疫ウイルスなどに対し効果があるとされる消毒薬で、バイエル薬品が日本での製造販売承認を取得している(製造元:英国 アンテック・インターナショナル社)。
4月の口蹄疫擬似患畜発生報告直後、「アンテックビルコンS」に対し全国から大量の発注があり、一時的に供給が滞ったが、
その後、航空便での緊急輸入を続け、5月23日までに到着する30トンを含めると、九州エリアへの当該製品の出荷量は約100トンとなる(通常時の国内年間出荷量は約160トン)。
これ以降も、引き続き一刻も早い発生地域の清浄化及び感染拡大防止のために関係各所との連携を密にし、当該製品の安定供給に努めていくとしている(同社HPニュースより)。
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