乳用牛への黒毛和種交配、全国で42.8%に上昇 ― 令和7年度第2四半期速報
2025 年 9 月 22 日
乳用牛への黒毛和種交配、全国で42.8%に上昇 ― 令和7年度第2四半期速報
家畜改良事業団は、令和7年度第2四半期(4~6月期)の「乳用牛への黒毛和種交配状況」を公表した。全国における交配割合は 42.8% と、前期比0.8ポイント増、前年同期比6.3ポイント増となり、引き続き高水準で推移している。
地域別では、
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北海道:33.4%(前期比+1.6、前年同期比+7.7)
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都府県:55.5%(前期比-0.1、前年同期比+4.9)
と、とくに北海道で前年からの伸びが大きいことが特徴となった。
一方、乳用牛における 性選別精液の利用割合 は全国で 24.9%。前期比0.6ポイント、前年同期比0.7ポイントの増加にとどまり、横ばいに近い推移を見せている。
なお、黒毛和種交配の増加が実際に生乳生産量へ影響を及ぼすのは、妊娠期間および育成期間を経た 約3年後 からとされる。今回の数値は速報値であり、次回公表時には確報値が示される予定。
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