医療・児童・福祉施設などに牛乳を無償提供:Jミルク

2020 年 5 月 18 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:08 AM ニュース

Jミルクは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、生乳需給が大幅に緩和してい ることから、農林水産省や農畜産業振興機構の支援を受け、全国の酪農乳業関係者とともに「牛乳の無償提供」の取り組みを実施する。同取り組みは医療施設、児童福祉施設、フードバンク、高齢者施設など、希望があった施設・団体に、地域の乳業メーカーなどから牛乳を無償で提供するもの。 新型コロナウイルスの影響で、酪農家が生産した生乳が行き先を失って捨てざるを得なくなるのを防ぐとともに、感染拡大防止に尽力されている医療現場をはじめ、学校の休校や仕事の休業などさまざまな要因で「食」や「栄養」への不安を持つ方々に新鮮な牛乳を届けたいとの思いから、緊急的に実施する。
事業規模は約22億円で、これがすべて活用された場合およそ1万t(1000mlパックで換算した場合、1000万本)の供給が可能。無償提供の期間は6月14日まで。 既に、この趣旨に沿った無償提供を実施した酪農乳業関係者も多いことから、4月27日までさかのぼってこの事業の対象としている。
今後、無償提供を希望する施設・団体は、各都道府県の牛乳普及協会や農協連合会など、都道府県の受付窓口となる団体に申し込み、それらの受付窓口が乳業メーカーなどと調整したうえで牛乳(200ml、1000mlのどちらか)などを当該施設・団体に届ける。都道府県の受付窓口はJミルクホームページに掲載しており、受け付けは6月9日までとなっている。

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