農業の「裾野」を広げよう:平成24年度耕作放棄地再生セミナー(関東農政局)

2013 年 2 月 1 日

Filed under: — admin @ 8:47 AM セミナー報告,ニュース

関東農政局は31日、埼玉県内で平成24年度耕作放棄地再生セミナーを開き、関係者ら約150名が参加した。

セミナーでは、農研機構農村工学研究所主任研究員で地域再生を現場で研究している遠藤和子氏が、耕作放棄地の再生を地域を活性化する取り組みの観点から、事例報告した。これらの地域活動から「いろいろな人々のかかわりで活性化への相乗効果、連鎖が生まれる。そのプロセスが大事」と示唆した。

さらに、これを通じて、次世代育成に貢献し、農業・食品・食べ物に興味をもつ人の裾野を広げることができるとした。

セミナーは他に、群馬県、山梨県などの事例が発表された。(文責:関東支局)

国産飼料を増強しよう―酪総研シンポジウム

2013 年 1 月 31 日

Filed under: — djito @ 6:58 PM ニュース

雪印メグミルク株式会社・酪農総合研究所は31日、札幌市で「酪総研シンポジウム」を開催し、全道の酪農家をはじめ関係機関などから200名以上が参加した。
今回の同シンポジウムのテーマは「国産飼料を最大限に活かした酪農の再構築ー飼料自給率向上に向けてー」と題して、3名の講演と意見交換が行なわれた。

一つ目の講演では、安宅一夫氏(酪農学園大学・名誉教授)が「飼料作物の増強による北海道酪農のルネサンスーチャンスとチャレンジー」と題し、飼料作物の収量と栄養価の一層の改善について解説した。「チモシー一辺倒からの脱却が必要」として、アルファルファとペレニアルライグラスの有効性を紹介し、両品種の利用拡大を提案した。

二つ目の講演では、佐藤健次氏(農研機構・中央農業総合研究センター・耕畜連携飼料生産プロジェクトリーダー)が「耕畜連携による都府県の飼料自給率の向上」と題し、地域をあげての焼酎粕などの飼料化や飼料イネの有効利用の取り組みについて、九州の事例を中心に紹介した。

三つ目の講演では、石田聡一氏(雪印種苗株式会社・研究開発本部・食品副産物研究チームリーダー)が「飼料自給率向上へ向けての副産物利用」と題し、副産物(エコフィード)の現状と課題、うまく利用するための方法、さらに見逃されているエコフィードとして「キノコ廃菌床」「緑茶粕」などを紹介した。

※詳報はDairy Japan 3月号で。

平成25年度の畜産・酪農関係事業予算を公表:農水省

2013 年 1 月 29 日

Filed under: — admin @ 11:25 PM ニュース

農水省は29日、平成25年度の予算案を公表した。それによると、総額2兆2976億円(対前年比105.7%)で、畜産・酪農関係事業の概略は;

加工原料乳生産者補給金 227億4300万円
チーズ向け生乳供給安定対策事業 87億6700万円
持続的酪農経営支援事業 62億2900万円
酪農経営安定対策補完事業(拡充) 8億1800万円
酪農生産基盤回復緊急支援事業(新規) 10億300万円
加工原料乳確保緊急対策事業(新規) 5億4300万円

などとなっている。

詳しくは農水省ホームページで; http://www.maff.go.jp

牛乳等向け処理量は400万tを割る(j-milk需給見通し)

Filed under: — maetomo @ 9:24 AM ニュース

j-milkが1月28日に発表した平成25年度生乳および牛乳乳製品の需給見通しによると、用途別処理量の見通しは牛乳等向け398万1000tで1%減、乳製品向けが352万1000tで0.2%減となった。牛乳向け処理量が400万tを切る見通しに対し、j-milkは極めて象徴的な事態だとし、ピーク時より120万tも減少したと説明した。牛乳等向け処理量が初めて400万tを達したのは1980年のことで、約35年前の水準にまで減少したことがわかる。

※関連記事平成25年度の生乳需要量見込みを公表:J-milk(日本酪農乳業協会)

平成25年度の生乳需要量見込みを公表:J-milk(日本酪農乳業協会)

2013 年 1 月 28 日

Filed under: — admin @ 7:43 PM ニュース

日本酪農乳業協会(J-milk)は28日、平成25年度の国産生乳需要量(国内の総生乳需要量からカレントアクセス等輸入量に相当する生乳需要量を差し引いて算出) 予測を公表した。

それによると、脱脂粉乳ベース(脱脂粉乳需要量を満たすために必要な生乳供給量)で751万2000トン、バターベース(バター需 要量を満たすために必要な生乳供給量)で754万60007トンと見込まれるとした。

現状見込まれる生乳供給量と比較すると、脱脂粉乳ベースで▲1万トン、バターベースで▲4万4000トンと、いずれも 供給量が需要量を下回るものとしている。

詳しくは、同協会ホームページ「J-milkからのお知らせ」でダウンロードできる:
http://www.j-milk.jp/

 

平成25年度加工原料乳生産者補給金は12.55円/kgに:農水省

2013 年 1 月 25 日

Filed under: — admin @ 7:42 PM ニュース

農水省は25日、食料・農業・農村政策審議会に 畜産物価格等について諮問を行い、その答申を受けたうえで、平成25年度畜産物価格等を決定した。

それによると、平成25年度加工原料乳生産者補給金単価・限度数量は;
(24年度補給金単価12.20円/kg、限度数量183万トン)
25年度補給金単価 12.55円/kg 、限度数量181万トン

となり、単価で35銭アップ、限度数量で2万トン減とした。
さらに別途対策で30銭、チーズ交付金で15銭上乗せし、
実質80銭アップ(単価当たり)となった。

第38回 優良登録委員表彰式―北海道ホル農協/日ホ北海道支局

2013 年 1 月 24 日

Filed under: — djito @ 7:09 PM ニュース

北海道ホルスタイン農協(北良治組合長)および日本ホルスタイン登録協会北海道支局(佐藤泉支局長)は1月24日、札幌市内で「第38回 優良登録委員表彰式」を開催した。
本表彰は、北海道におけるホルスタイン種登録の重要性に鑑み、登録の正確かつ迅速な事務の推進を図っていくために、永年にわたり登録業務を務め、また地域酪農の振興に寄与した登録委員の功績をたたえるもの。

今年度の表彰者は以下の13名(敬称略)。
鈴木隆秀(石狩地区NOSAI)、鬼原秀幸(きたそらち農協)、今泉浩典(北はるか農協)、今野敏之(新函館農協)、金光夫(伊達市農協)、三津橋吾郎(十勝清水農協)、太田悟(鹿追町農協)、金森義昭(釧路地区NOSAI)、前田昌紀(釧路地区NOSAI)、長崎浩二(中標津町農協)、松舘香代子(中標津町農協)、広瀬定善(常呂町農協)、松永修輝(宗谷南農協)

農場HACCP推進農場(酪農):皆川牧場(千葉県)が認定

2013 年 1 月 23 日

Filed under: — admin @ 2:32 PM ニュース

中央畜産会はHACCP推進農場に、このほど酪農分野で、
千葉県船橋市の皆川牧場(成牛130頭)を認定した。

同牧場はフリーストール飼養で、乳製品加工をも経営の視野に入れ、
また清潔な農場美観と高品質乳生産で、所属酪農協(生協牛乳)の
消費者交流でも視察者が多い農場として知られる。
(文責:関東支局)

第26回 オルテック アジアパシフィック レクチャーツアー

2013 年 1 月 22 日

Filed under: — maetomo @ 5:31 PM ニュース

オルテック社は1月23日、都内で「オルテック アジアパシフィック レクチャーツアー」を開いた。牛・豚・鶏の各畜種関連の飼料メーカー、生産者が多数参加した。

オルテックジャパン代表であるセルジュ・コーネイリ氏は開会で「日本における大半のユーザーにはオルテック製品の使用量を増やしていただいたこと、新たなユーザーも増え、実績を大きく伸ばすことができたことに感謝する」と挨拶した。

この日はアジア太平洋地区ディレクター マシュー・スミス氏の講演「好奇心を持ち続けよう:進化した栄養技術で効率、収益性そして持続可能性を実現できるか」が行なわれ、「われわれは食品に大きく関わることを認識し、今後各分野における技術的チャレンジで生産性を向上できる可能性がまだまだある」と強調した。

このアジアパシフィック レクチャーツアーは1月21日から3月28日まで、アジア・太平洋地区の14カ国で行なわれる。

第45回宇都宮賞 – 菊地氏、安宅氏、小椋氏に

2013 年 1 月 12 日

Filed under: — djito @ 5:26 PM ニュース

公益財団法人 宇都宮仙太郎翁顕彰会は、本年度第45回宇都宮賞の表彰者を決定した。
表彰式は翁の命日に当たる3月1日に札幌市で開催される。

【酪農経営の部】
菊地 利憲 氏(浦幌町)
ランドハート代表取締役、乳牛1085頭(経産牛630頭)、平均乳量1万1012kg

【酪農指導の部】
安宅 一夫 氏(北広島市)
酪農学園大学名誉教授、中国内蒙古大学客座教授

【乳牛改良の部】
小椋 義則 氏(枝幸町)
乳牛128頭(経産牛74頭)、20年連続1万kg、スーパーカウ3頭輩出

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