さあ、世界最大の農業機械展「アグリテクニカ2015」へ

2015 年 7 月 16 日

Filed under: — djito @ 3:03 PM ニュース

アグリテクニカS

ドイツ農業協会(DLG)は7月16日に札幌市で、来たる11月10~14日(プレビューディ11月8・9日)にドイツで開催される、国際農業機械展「アグリテクニカ2015(AGRITECHNICA 2015)」の開催告知を行なった。
「アグリテクニカ」は1年おきにドイツのハノーバー市で開催される、農業機械・機器、および管理技術に関する世界最大の国際展示会。
DLGのアルムト・シュミット氏が、「アグリテクニカ」の概要、今年の見どころなどを紹介した。

前回(2013年)の開催では、世界47カ国から2897社が出展し(うち1384社はドイツ国外からの出展、日本からは10社が出展)、世界88カ国から約45万人の来場者があった(ドイツ国外からは約10万7000人)。
今回の開催は、それ以上の規模となる見込み。

展示プログラムは、飼料作物や穀物などの専用機械・機器、トラクターや輸送車両、電子機器や精密農業用ソフトウェア、再生可能エネルギー関連、中古機械・機器のマーケティング関連など、盛りだくさん。
同時に、最新のトピックを取り上げたプレゼンテーションや会合、またセミナーなど、200件以上のイベントも行なわれる。

問い合わせは、DLG日本サービス窓口(アグサプライ内)、TEL 0153-74-9072、E-mail:expo@hdp-farm.com

写真=「一人でも多く体験してほしい。ドイツ・ハノーバー市でお待ちしています」と言うDLGのアルムト・シュミット氏とDLG日本サービス窓口の上村孝和氏

雪印メグミルク 平成27年秋季 新商品発表会

2015 年 7 月 15 日

Filed under: — AsanoHiroko @ 3:35 PM ニュース

雪印メグミルク 西尾啓治社長

雪印メグミルク 西尾啓治社長


秋季新商品発表会
 雪印メグミルク(株)は7月15日、新宿のリーガロイヤルホテル東京にて「秋季新商品発表会」を開催した。
 今回のトピックは主力商品であるガセリ菌SP株ヨーグルトの機能性表示食品としての発売で、開会に先がけ、代表取締役社長・西尾啓治氏は「弊社独自の乳酸菌であるガセリ菌SP株の内臓脂肪を減らす機能について機能性表示食品として商品パッケージへの表示が可能になり、消費者の皆様にダイレクトにお伝えできることとなった。内臓脂肪を減らす機能はヒト試験において世界で初めて確認された知見であり、弊社はこの秋より恵ガセリ菌SP株ヨーグルト3品を新たな機能性表示食品として発売し、今後さらなるヨーグルトの需要拡大を図っていく」と述べた。
 この他「雪印北海道100さけるチーズ」バター醤油味・ローストガーリック味、「こんがり焼けるとろけるスライス」、優れた耐熱保型性を備えた業務用「セレクトダイスチーズ」赤(チェダー)などのチーズ製品、近年のトレンドであるハイブリッドスイーツにのっとり発売した「たべる雪印コーヒー 180g」、北海道のチョコレートブランドROYCE’とのコラボ商品「ROYCE’ チーズデザート6P」など、新商品・改良品を含め72品目が発売となる。

北海道酪農――新規参入20戸あるも出荷中止212戸で192戸の減少

2015 年 7 月 14 日

Filed under: — djito @ 5:23 PM ニュース

北海道農政部畜産振興課は7月14日、「北海道における酪農経営の離脱状況について」を公表した。
これは道内の生乳出荷農家を対象に調査を実施したもので、平成26年2月1日から27年1月31までの統計。

今年2月1日現在の生乳出荷農家戸数は6129戸で、新規参入が20戸あったものの、212戸が出荷を中止(法人化を含む)したことから、192戸の減少となった。
なお、11戸が協業により3法人を設立したことから、3戸が継続、8戸が離脱としているため、それを除いた場合、204戸の離脱となる。
減少率は3.04%で、昨年の3.08%をわずかに下回った。
離脱の要因は、「高齢化と後継者問題・労働力不足」が32.1%と最も多い。

北海道の初回授精受胎率は未経産54.3%・経産37.2%

2015 年 7 月 13 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

20150713news

北海道家畜人工授精師協会は平成26年の「乳・肉人工授精実施成績」を取りまとめた。
全道平均は以下のとおり。

●乳用牛(未経産・経産合計)の初回授精受胎率=42.4%(前年も42.4%)
●乳用牛(未経産)の初回授精受胎率=54.3%(前年は53.9%)
●乳用牛(経産)の初回授精受胎率=37.2%(前年は37.4%)

●肉用牛(未経産・経産合計)の初回授精受胎率=61.0%(前年は63.1%)
●肉用牛(未経産)の初回授精受胎率=62.4%(前年は65.2%)
●肉用牛(経産)の初回授精受胎率=60.9%(前年は63.1%)

酪農家戸数は1万7700戸に

2015 年 7 月 1 日

Filed under: — djito @ 1:46 PM ニュース

農水省は6月30日、畜産統計を発表した。これは今年2月1日時点の状況を調査したもの。
酪農家戸数は、全国で1万7700戸で(北海道6680戸)、廃業などにより前年に比べて900戸(4.8%)減少した。
乳牛頭数は、全国で137万1000頭で(北海道79万2400頭)、同2万4000頭(1.7%)減少した。内訳では、経産牛は86万9700頭で同2万3700頭(2.7%)減少し、未経産牛は50万1600頭で同400頭(0.1%)増加した。
1戸当たりの平均飼養頭数は、全国で77.5頭で同2.5頭増加した(北海道118.6頭)。

トータル ハード マネージメント サービスの新社長に佐竹直紀氏

2015 年 6 月 28 日

Filed under: — djito @ 8:37 AM ニュース

わが国でのプロダクション・メディシン(生産獣医療)の先駆者である(株)トータル ハード マネージメント サービス(北海道別海町)の黒崎尚敏氏はこの6月に代表取締役社長を退任し、新社長に佐竹直紀氏が就任した。
新役員は以下(敬称略)。
代表取締役社長・佐竹直紀、取締役会長・黒崎尚敏、取締役・富岡敬晶、取締役・山下彰一

全日本ホル共進会 約100社の展示ブースが

2015 年 6 月 26 日

Filed under: — djito @ 7:06 PM ニュース

ブース説明

開催まであと118日となった「全日本ホルスタイン グランプリ 2015/全日本ホルスタイン共進会北海道大会」。
その「酪農資材器具展・技術交流会」出展者説明会が6月26日、会場となる安平町早来の北海道ホルスタイン共進会場で行なわれました。
屋内展示場には71社、屋外展示場には23社の企業や団体が、展示ブースを並べます。
各社ブースの場所、資材の搬入・搬出、防疫対策などが確認されました。

防疫対策は、敷地内を一次防疫エリア(来場者エリア)と二次防疫エリア(出品牛舎エリア)に分け、それぞれフェンスが設置されます。
一次防疫エリアの来場者の入口は2カ所で、それぞれに消毒テントが設置されます。
テント内では靴底および手指消毒を実施するほか、ミスト状の消毒薬による全身消毒も実施されます。
二次防疫エリアには出品者などID交付を受けた人以外は立ち入れません。

なお、開催期間中(4日間)の来場者数は2万4000人が見込まれています。

「乳」にこだわった“もの作り”で需要拡大する 雪印メグミルクが株主総会

2015 年 6 月 25 日

Filed under: — djito @ 6:42 PM ニュース

雪印メグミルクは6月25日、札幌市で「第6回定時株主総会」を開催した。
今年4月に就任した西尾啓治代表取締役社長が議長を務めた。

総会の質疑応答で、「酪農家との協調関係は?」との質問に対し、西尾社長は「国内酪農に立脚したメーカーとして、乳(ミルク)にこだわった“もの作り”で消費者に貢献することを根本としながら、需要を拡大していくことが国内酪農への貢献につながると考えている」と前置き。
そして具体的な取り組みとして、
1 酪農諮問委員会を設置して酪農家の意見を経営に活かす
2 日本酪農青年研究連盟を運営し酪農家相互の情報交換を支援する
3 酪農総合研究所でシンポジウムを開催して酪農経営向上に役立つ情報、また実証圃場や経営実証農家で得られた情報を提供する
4 グループ会社である雪印種苗がJAと町と三者で農業生産法人(TACSしべちゃ)を立ち上げ、草地型酪農経営を実践しながら、そこでの情報を提供していく
と担当役員が回答した。

さらにTPP交渉についての質問に対し、西尾社長は「これ以上の農産物の輸入自由化は、日本の食の安産・安心を、質と量の両面から脅かす可能性がある。生産現場が安心して生産拡大できることを期待している」と回答した。

西尾社長

写真=総会後の会見で内容報告する西尾啓治代表取締役社長

アルファルファの大家・原田勇名誉教授の「遺稿・追悼集」を出版

2015 年 6 月 15 日

Filed under: — djito @ 6:00 AM ニュース

酪農そして世界平和への想い

酪農学園大学土壌植物栄養学研究室同窓会(細田治憲会長)は、アルファルファの研究・普及の第一人者であり、酪農学園学園長、酪農育英会理事長、酪農学園大学名誉教授、アジア酪農交流会名誉会長を務めた故・原田勇博士の遺稿・追悼集「酪農そして世界平和への想い」を出版した。
2年前から編集委員会を設置し、この春にまとめあげたもの。
A5判・ハードカバー、472頁。

内容は、遺稿編、追悼編で構成されている。
遺稿編には、「酪農学園への想い」「アルファルファに育てられて」「先達の思想を現代に問う」「食糧問題と環境問題」「アジア酪農交流会」「自然と人に育てられて」など、同博士の貴重な稿がまとめられている。
追悼編には、関係の深かった研究者や技術者、門下生である酪農家など46名の追悼文が盛り込まれている。

問い合わせは、酪農学園大学・同窓会連合会・事務局
TEL 011-386-1196

コストアップ影響吸収できず:雪印メグミルク

2015 年 5 月 15 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:30 AM ニュース,業界情報

 雪印メグミルク(株)は5月14日、都内で平成27年3月期決算説明会を開催した。発表によると同期の連結売上高は5498億1600万円(対前期増減率+0.9%)、営業利益93億8100万円(同△16.5%)と、増収減益だった。セグメント別に見ると、乳製品は、増収減益、飲料デザート類は減収増益、飼料種苗は減収増益、その他は増収減益となった。業績予想と比較すると、売上高はほぼ計画どおりの結果となったが、営業利益は未達となった。
 前期と比較すると、資材単価差などと乳価差を併せたコストアップ影響の合計額に対し、価格改定による販売単価差容量変更の効果を含むコストダウンの合計額が下回り、コストアップのすべてを吸収しきれなかったことが主な減益要因としてあげられる。
 また、今後の取り組みとして、事業構造改革、戦略投資設備の最大活用、成長分野の事業拡大、機能強化と体制整備をあげた。具体的には、機能性ヨーグルトなどの販売を拡大し高付加価値商品の売り上げ構成比の向上を目指す、需給ひっ迫に対応した乳資源の戦略的配分によりプロダクトミクスの改善に取り組む、販売物量増加による生産性向上、さけるチーズ、小型ボトルタイプのドリンクヨーグルトといった主力品の売上拡大で生産能力増強の効果最大化、乳酸菌戦略によるヨーグルトの拡売などがあげられた。

« 前ページへ次ページへ »

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.