2023年生乳及び牛乳乳製品受給見通し-Jミルク

2023 年 5 月 30 日

Filed under: — ogawaryohei @ 10:32 AM ニュース

 Jミルクは5月26日、「2023年度の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと課題」を発表した。それによると、23年度の生乳生産量は全国で741万8000tで22年度見込みの98.5%と見通される(北海道は423万t・99.5%、都府県は318万t・97.1%)。

 牛乳等向けは444万2000klで97.1%。このうちはっ酵乳は前年度比95.1%と見込まれる。牛乳は業務用以外においては前年度比3%減で23年度は97.0%、305万3000klと見込まれる。

 乳製品向けについては、製品価格の引き上げの影響などもあり、チーズ向が95.8%、生クリーム等向が95.1%程度と総じて減少すると見られる。脱脂粉乳・バター向けの処理量は22年度若干上回る105%になる見通し。

 Jミルクは8月からの生乳取引価格引き上げなどの影響から8月以降の需要量は大きく減少し、需給ギャップがさらに拡大することが課題とし、需給ギャップの解消などに向け、国産牛乳乳製品の需要維持・拡大や需要に応じた生乳生産に取り組む必要があるとしている。

関東1000トン会提案事項を発表

2023 年 5 月 22 日

Filed under: — ogawaryohei @ 1:01 PM ニュース

関東1000トン会は5月10日、昨今の酪農情勢を鑑みて、来年度乳価のさらなる値上げと交渉期限について「関東1000トン会提案事項」を発表し関係団体へ送付した。脱脂粉乳在庫と利用状況の開示と出口対策拡充への要望、生産現場の厳しい現状を乗り切るための対策や新たな仕組みの導入など計7項目の提案事項を掲げた。内容は以下のとおり。

1、次年度乳価交渉の値上げの断行

2、次年度価格交渉期限の厳守

3、脱脂粉乳在庫状況と利用状況の詳細の開示

4、次年度乳価交渉妥結までに持続可能な国を挙げた対策

5、飼料価格安定基金の異常補てん金掛金積み立てを各飼料会社、農家の自由意思できるようにする

6、酪農版マル緊制度の導入

7、関東産の飲用乳営業強化

微細藻類ユーグレナ+海藻カギケノリが反芻家畜のメタン排出を軽減する

2023 年 4 月 12 日

Filed under: — djito @ 1:55 PM ニュース

帯広畜産大学 生命・食料科学研究部門の西田武弘教授と株式会社ユーグレナが共同で行なった研究において、微細藻類ユーグレナと海藻カギケノリの混合飼料が、反芻家畜の健康を損なうことなく、反芻家畜から排出されるメタンの量を軽減することが確認された。

この研究は、ユーグレナとカギケノリの混合物を飼料と部分的に置き換え、家畜の健康とメタン排出量軽減との両方に配慮した飼料の可能性を検討したもの。
カギケノリ1%添加にユーグレナ25%まで配合した組み合わせが、牛の健康に悪影響を及ぼさず、メタン排出量の軽減に寄与し、新たな代替飼料の原料としての可能性を示した。
詳細は以下へ。

微細藻類ユーグレナと海藻のカギケノリの混合飼料が 反芻家畜のメタン排出を軽減することを確認

農業コスト削減・省力化のヒントを公開

2023 年 3 月 27 日

Filed under: — maetomo @ 4:37 PM ニュース

ホクレンはコスト削減や省力化が迫られる農業・酪農生産者向けに配布してきた小冊子「コスト削減・省力化のヒント」を、3月27日にWeb上で公開した。冊子は全編にわたり先生と生徒との対話形式で作成されている。ホクレンは「より多くの生産者に活用してほしい」として全編のWeb公開を決めた。
詳細はアグリポートWebへ
https://agriport.jp

「冬のDigi田(デジデン)甲子園」受賞 ファームノート

2023 年 3 月 10 日

Filed under: — djito @ 6:18 PM ニュース

株式会社ファームノート(本社:北海道帯広市、代表取締役:下村瑛史氏)が、内閣官房主催のデジタル田園都市国家構想「冬のDigi田甲子園」でベスト8を受賞した。酪農・畜産関連企業では初。
「冬のDigi田甲子園」は、企業や団体など民間分野においてデジタル活用により地域の個別課題を解決し、住民の暮らしの利便性と豊かさの向上や、地域の産業振興につながっている事例を表彰するもの。
同社は、「今回の受賞に感謝し、今後もファームノートグループビジョン『「生きる」を、つなぐ。』をもとに、技術革新を通じて、持続可能な地球の豊かさに貢献することを目指していく」としている。
詳しくは以下へ。
https://farmnote.jp/information/20230310/

MILK POWERチャレンジを公開

2023 年 3 月 9 日

Filed under: — maetomo @ 4:27 PM ニュース

ホクレン農業協同組合連合会は3月8日から、「MILK POWERチャレンジ」を公式サイトのほか、YouTube、TikTok、Twitterの各SNSで順次公開している。
「MILK POWERチャレンジ」は牛乳の可能性を広げる飲み方や使い方を発信する取り組みで、イメージキャラクターにはお笑い芸人のなかやまきんに君を起用している。
ホクレンは、本チャレンジ動画で美味しいのにあまり知られていない牛乳の意外な飲み方や使い方を通じて、牛乳の美味しい可能性を探求していく、としている。

公式サイト・公式アカウント
特設サイト https://milk-power-challenge.jp/
Tiktokアカウント https://www.tiktok.com/@milkpowerchallenge
Twitterアカウント https://twitter.com/milkpower_chal
YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@milkpower-challenge

U-motionが削レポとデータ連携

Filed under: — maetomo @ 1:37 PM ニュース

デザミス株式会社は3月9日から、削蹄師向け電子カルテ「削レポ」(株式会社コヤマ・システム)と「U-motion」の自動データ連携を開始する。

データ連携によって、これまで分断されがちであった削蹄師(蹄を管理する専門技師)と畜産農家の情報をつなぎ、削蹄師および畜産農家の機会損失を削減するとともに、牛をより健やかに飼う『アニマルウェルフェア』をデジタルで支援する。

酪農家は、削蹄師が入力した「削レポ」データを「U-motion」上で閲覧し、飼養管理に活用することができる。一方、削蹄師は「U-motion」のセンサーから個体識別番号を自動受信することで削蹄や蹄病に関するデータ入力の手間を削減できる。

 

ホル精液交配頭数が激減

2023 年 3 月 6 日

Filed under: — djito @ 1:18 PM ニュース

北海道家畜人工授精師協会は、会報『繁殖技術』で「乳用牛への精液種類別交配の推移」を発表した。
昨年(2022年)の総交配数は、前年から約8万頭減って約93.4万頭だった。この減少数は、記録を取り始めた平成9年(1997年)から見ると過去最大で、平成10年(1998年)と同程度まで減ったことになる。同協会は、この状況は、乳用牛資源基盤の縮小を示すものであり、今後のさらなる減少が危惧されるとしている。
精液種類別に見ると、ホル通常精液交配数は前年から約7.9万頭減って約46.2万頭(交配率49.5%)、性選別精液交配頭数は初めての減少で約19.5万頭(同20.9%)、黒毛和種精液(F1)交配頭数は過去最高の交配率29.6%で約27.7万頭だった。

第48回 優良登録委員表彰 北海道ホル農協・ホル協北海道支局

2023 年 3 月 4 日

Filed under: — djito @ 11:42 AM ニュース

北海道ホルスタイン農協および日本ホルスタイン登録協会北海道支局は3月1日、令和4年度の優良登録委員を発表した。
同農協および同協会支局は、北海道内で長年にわたり登録業務に精励し、地域の酪農振興、乳牛改良・登録事業の普及推進と指導に貢献している登録委員および担当者を毎年表彰している。
今年度の表彰者は以下の14名(敬称略)。
なお表彰式の開催は昨年に引き続き中止となった。

石狩地区:川井良一(北海道農業共済組合)
空知地区:脇渕洋司(北海道農業共済組合)
上川地区:田口英司(有限会社 士別動物病院)
道南地区:葛井史紘(今金町農業協同組合)
胆振地区:小林信輝(とうや湖農業協同組合)
十勝地区:中島祐三子(芽室町農業協同組合)
釧路地区:松田貴久(北海道農業共済組合)
釧路地区:行田祐市(釧路丹頂農業協同組合)
根室地区:前田伸介(道東あさひ農業協同組合)
根室地区:金森直也(道東あさひ農業協同組合)
網走地区:藤原直樹(小清水町農業協同組合)
網走地区:村田明裕(北海道農業共済組合)
宗谷地区:宮原勇太(北宗谷農業協同組合)
留萌地区:仁木孝(るもい農業協同組合)

渡辺繁敏氏(訓子府町)・黒崎尚敏氏(中標津町)・今村敏幸氏(更別村)に宇都宮賞

2023 年 3 月 1 日

Filed under: — djito @ 6:31 PM ニュース

宇都宮仙太郎翁顕彰会(瀧澤義一理事長)は3月1日、札幌市で「第55回 宇都宮賞表彰式」を開催した。
宇都宮賞は、北海道酪農の父である宇都宮仙太郎翁の業績を顕彰し、かつ継承されることを念願し、翁の命日にあたる3月1日に功績者を表彰するもの。
受賞者および主な功績は、1月11日の「DJニュース」で既報。

受賞者挨拶では、『酪農経営の部』で受賞した渡辺繁敏氏は「これからも家族一丸となって賞に恥じない経営を進めていきたい」と述べた。
『酪農指導の部』で受賞した黒崎尚敏氏は「根釧原野を酪農地帯に大転換することを建白し、北海道酪農の父とうたわれる宇都宮翁の賞をたまわり、北海道の大動物臨床獣医師としてこの上ない喜び」と述べた。
『乳牛改良の部』で受賞した今村敏幸氏は「わが家の世代交代という節目において受賞という力強い後押しをいただいた」と述べた。

« 前ページへ次ページへ »

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.