平均乳量は108kg増の9734kg 北海道乳検

2020 年 2 月 26 日

Filed under: — djito @ 9:58 AM ニュース

北海道酪農検定検査協会は2月、2019年1~12月の年間検定成績(経産牛1頭当たり平均)を公表した。
全道の検定農家戸数は3941戸(前年4052戸)、平均実頭数は84.3頭(同81.9頭)。

《全道平均》
平均乳量9734kg(前年9626kg)
乳脂率3.96%(同3.95%)
蛋白率3.34%(同3.34%)
無脂固形8.81%(同8.80%)
体細胞数20.3万(同20.8万)
リニアスコア2.5(同2.5)
分娩間隔425日(同426日)

《地区別平均乳量》
石狩1万182kg
空知9413kg
上川1万17kg
後志8822kg
桧山8614kg
渡島8959kg
胆振9567kg
日高9076kg
十勝1万335kg
釧路9120kg
根室9337kg
網走1万186kg
宗谷9192kg
留萌8798kg

《乳量階層別戸数比較》
1万1000kg以上536戸(比率13.6%)
1万kg代803戸(同20.4%)
9000kg代943戸(同23.9%)
8000kg代858戸(同21.8%)
7000kg代520戸(同13.2%)
6000kg代192戸(同4.9%)
6000kg未満89戸(同2.3%)

第22回護蹄研究会開催延期

2020 年 2 月 24 日

Filed under: — maetomo @ 6:54 PM ニュース

 護蹄研究会は2月29日〜3月1日に開催予定の第22回護蹄研究会について、新型コロナウイルス感染症の蔓延状況の悪化によって開催を延期することとした。護蹄研究会は、新型コロナウイルス感染症の収束後(少なくとも治療方法が確立された後)に改めて開催することとしている。

全酪連 酪農セミナー2020・ワークショップ2020開催延期

2020 年 2 月 19 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:24 AM セミナー開催案内,ニュース

全酪連は「酪農セミナー2020・ワークショップ2020」の開催延期を発表した。
国内での新型コロナウィルス拡大については連日報道されているとおりであり、同会としても防疫上の観点から参加者の安全を最優先とし、今回のセミナーについては急遽開催延期とした。
同会は「お申込み頂きました皆様には多大なご迷惑をお掛けすることとなり、心よりお詫び申し上げます。ご賢察の上、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」とした。
なお、延期開催の日程等詳細については、講師のアダム・ロック博士とも再調整を進め、改めてご案内するとのこと。

「高品質のサイレージの作り方」ウェブサイト開設:ラレマンドバイオテック

2020 年 2 月 17 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:00 AM ニュース,業界情報

ラレマンドバイオテック(株)は、「高品質のサイレージの作り方」に関するウェブサイトを開設した。
このウェブサイトでは、さまざまな原料草において、最高品質のサイレージを作るための実践的で技術的な情報を提供している。

ウェブサイトURL:https://qualitysilage.com/ja/
内容:「様々な原料草の特徴」
    「高品質なサイレージを作るための管理方法」
    「サイレージに関する最新情報」

西川賞に井上望さんと佐々木恵美さん

2020 年 2 月 14 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:42 PM ニュース,業界情報,発表会

一般社団法人日本家畜人工授精師協会は、2月14日都内で、第48回家畜人工授精優良技術発表全国大会を開催した。同大会は、昨年に引き続き「牛の繁殖成績を向上させよう!」をテーマとし、繁殖成績の改善に資するとともに優秀繁殖技術の普及啓発を図ることを目的とする。

今回は家畜人工授精において第一線で活動している11名が全国から集まり、優良技術の発表を行なった。

本大会の優秀賞である西川賞は「発情判定の重要性の再確認」を発表した北海道の井上望さんと、「新規就農での早期の経営安定に向けた繁殖管理」を発表した島根県の佐々木恵美さんが受賞した。

生乳および牛乳乳製品需給見通し・酪農乳業産業基盤強化特別対策事業説明会の開催

2020 年 1 月 21 日

Filed under: — maetomo @ 3:48 PM ニュース

Jミルクは2月2日から2月28日、全国7会場で需給見通しと酪農乳業産業基盤強化特別対策事業についての説明会を開催する。

Jミルクは昨年10月、「提言 力強く成長し信頼される持続可能な産業を目指して わが国酪農乳業の展望ある未来に向けた戦略ビジョン」を取りまとめた。本説明会では本提言の内容と特別対策事業について説明するとともに、2020年度以降の生乳および牛乳乳製品の需給見通しを示す。

会場と日時は以下のとおり。

東京会場:2020年2月6日(木) ベルサール東京日本橋
仙台会場:2020年2月7日(金) ホテルJALシティ仙台
大阪会場:2020年2月19日(水) ハービスPLAZA
岡山会場:2020年2月20日(木) メルパルク岡山
名古屋会場:2020年2月21日(金)メルキュールホテル名古
札幌会場:2020年2月26日(水) 読売北海道ビル
福岡会場:2020年2月28日(金) 博多バスターミナル

*開催時間は全会場 13:30から17:00

申し込みはこちらから。

宇都宮賞が決定:松岡孝幸氏(下川町)・高橋勝義氏(中標津町)・小椋茂敏氏(上士幌町)

2020 年 1 月 10 日

Filed under: — djito @ 5:54 PM ニュース

宇都宮仙太郎翁顕彰会(北良治理事長)は1月10日、「第52回宇都宮賞」の表彰者を、以下の3氏に決定した。表彰式は例年どおり、同翁の命日にあたる3月1日に札幌市で開催する。

●酪農経営の部=松岡孝幸氏(下川町)
牛舎増築を重ね規模拡大に努め、平成12年には町内初となる経営の法人化を実現する一方、27年にはバイオガスプラントを設置。発電のほか耕種農家の畑を借りてデントコーンを栽培し、収穫後に消化液を散布して畑を返す交換耕作にも取り組むなど、道北地域での先駆的で模範となる経営を展開している。
3年に酪農ヘルパー利用組合の設立に尽力したほか、16年には自給飼料の安定確保や労働負担軽減を目指して、構成員19戸の「有限会社下川フィードサービス」(TMRセンター)を設立。代表として長年運営に関わり、構成員の個体乳量、初産分娩月齢や分娩間隔の早期化には優れた成績を収めている。
現職:有限会社下川フィードサービス・相談役

●酪農指導の部=高橋勝義氏(中標津町)
平成11年に中標津町農協の代表理事組合長に就任し、町民に地元の牛乳を飲んでほしいとの強い思いから、13年にJA中標津乳製品工場で「なかしべつ牛乳」ブランドの製造・販売を開始。職員と組合員が徹底した乳質改善に取り組み、今では全国トップクラスの品質評価を得ている。
28年に根室管内初となる担い手研修機能や酪農ヘルパーの技術支援等を備えた農協出資型法人「株式会社RARA Farm 中標津」を設立。地域の生産乳量の確保と酪農支援体制の強化を図るなど、持続可能で安心して営農できる環境づくりに取り組んでいる。
現職:中標津町農協・代表理事組合長など

●乳牛改良の部=小椋茂敏氏(上士幌町)
乳牛改良とりわけ体型レベルの向上や長命・連産の牛群作りを目指して、牛群検定や受精卵の採卵等に積極的に取り組み、仲間とともに乳牛改良同志会の活動や共進会に積極的に参加している。
牛群体型審査では、EX級5頭、VG級31頭、GP19頭で、その平均得点が85.7点、平均体型偏差値154.3という傑出した成績。これまで50頭のEX牛を輩出している。
認定審査委員として全道B&Wショウおよび全道ナショナルショウをはじめ、道内各地や府県の共進会で数多く審査員を務め、乳牛改良に関する技術の向上や後継者の指導に尽力している。
現職:上士幌町農協・代表理事組合長など

新たなスタートとなる2020年

2020 年 1 月 7 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:42 PM ニュース,業界情報

日本乳業協会など乳業13団体は1月7日、都内で令和2年合同新年賀詞交歓会を開催した。
開会に当たり日本乳業協会の西尾啓治会長は、昨年の酪農乳業界の話題として「昨年もまた自然災害が多い年だった。台風15号では千葉県で大規模停電が発生し、停電が長期化したことから乳業工場の操業停止や酪農家での生乳の廃棄が多く発生した。そのあとも台風や大雨などが立て続けに発生し、一昨年の北海道胆振東部地震でもそうであったように、自然災害がもたらす生乳需給に与える影響がますます大きくなってきている。業界としては自然災害はいつでも発生しうるという認識に立ち事前の対応がこれまで以上に求められる」と述べた。また生乳生産について、「酪農乳業関係者による生産基盤強化の取り組みにより、なんとか4年ぶりの増産を実現できる見込みとなっている。しかしながら都府県における生乳生産は減少傾向。一方で飲用需要は春先の価格改定や消費増税にもかかわらず堅調であり、生乳需給は構造的な問題をかかえている。不足する生乳を北海道から移送しているが、この必要量が年々増加しており、国内の生乳需給はますます不安定化している」とした。
また酪肉近の見直しについて「官民の協力による生産回復の芽が出てきつつある今、酪農乳業の未来に希望の持てる意欲的な基本方針を策定する必要がある。酪農と乳業が連携し牛乳乳製品の安定供給に努めていくことが最も重要。国際化などによる影響もしっかりと見据えたうえで環境の変化にも柔軟に対応し得る基本方針を策定していただきたい」と話した。
最後に「酪農乳業としても今まで以上に生乳から製品までの品質の維持・向上を図るとともに、革新的でわが国ならではの付加価値の高い新商品の開発を図り、消費者から選ばれる牛乳乳製品を生産し続けていく必要がある。2020年は酪肉近の新たなスタートの年。業界としても課題をひとつずつ解決していくことで酪農乳業の持続的な発展と価値向上に努めていきたい」と述べた。

北海道フリパラ調査 搾乳ロボット導入は299戸・590台

2019 年 12 月 2 日

Filed under: — djito @ 12:36 PM ニュース

北海道農政部畜産振興課は11月27日、「新搾乳システムの普及状況について」(通称、フリパラ調査)を公表した。この調査は平成31年2月1日現在の道内の搾乳農家戸数5467戸のうち、フリーストール牛舎・ミルキングパーラー(搾乳ロボット含む)を導入している全農家を対象に実施したもの。

ミルキングパーラーを導入している酪農家は1561戸(道内搾乳農家比28.6%)、フリーストール牛舎を導入している酪農家は1610戸(同29.4%)、そのうち両方とも導入している酪農家は1551戸(同28.4%)で、前年同期に比べて51戸増加している。

ミルキングパーラーの導入については、搾乳ロボットを中心に増加している。搾乳ロボットの導入戸数は年々増加しており、調査時点で299戸に導入されている(同5.5%)。搾乳ロボット稼働台数は590台で、ミルキングパーラー全体の17.5%を占めている。

「強い組織づくり」を学ぶ 北海道TMRセンター連絡協議会

2019 年 10 月 31 日

Filed under: — djito @ 7:24 AM ニュース

北海道TMRセンター連絡協議会は10月30日、札幌市で第14回定期総会と研修会を開催した。会員はじめ関係機関、関連企業などから約210名が参加した。
佐々木二郎会長(浜頓別エバーグリーン)は総会の挨拶で、「道内では80を超えるTMRセンターが稼働している。稼働から十数年経ったセンターでは、構成員の高齢化や人手不足などが深刻化してきていることから、当連絡協議会でも課題としていきたい」と述べた。

研修会では最初に、元・自衛隊最高幹部であり、現在は人材育成コンサルタント・さくらヒューマンパワーズ(株)の呑田好文名誉顧問が「ビジネス激変の今だから伝えたい自衛隊式組織論」と題して講演。「部下の育成・指導の参考にしてほしい」として、経験談を交えながら、統率(指揮・統御・管理)のノウハウを紹介した。

次に、農水省飼料課の吉尾綾子課長補佐が「飼料をめぐる情勢と令和2年度予算概算要求の概要について」を紹介した。

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