5年間で1.15倍に成長した農業法人:「日本農業法人白書」より

2009 年 8 月 27 日

Filed under: — admin @ 9:45 PM ニュース

さきに社団法人日本農業法人協会がまとめた
農業法人白書(2008年度アンケート調査結果)によると、
会員農業法人の、過去5年間の平均成長率は115%(04年度比:156%)
としている。

平均売上高は2004年度と比べて増加したものの、成長率では逆に低下。
また、多角化の進んだ農業法人ほど、高い売上高となっている。
しかも、多角化の進んだ農業法人ほど、さらなる多角化を目指している。

7割以上が直販を実施する一方で、酪農(N:54)では7割以上がJA出荷。
平成19年から20年にかけての資材等高騰の影響では
全体では約6割が「非常に大きく受けた」とする中で、
飼料高騰のあおりを受けた畜産(N:187)の約9割が
「非常に大きい影響を受けた」と回答。

コスト増加を価格転嫁できない理由で一番多いのは、
取引先に価格決定権があるため、としている。

食育活動・消費者交流活動などへの取り組みは、

全体の約5割が「実施中」「検討中」とし、消費者交流への関心の高さが伺える。

外国人研修生などの受入れでは、約2割が実施中とのこと。
なお、この外国人研修生(酪農)については、
弊社9月下旬発行の増刊号「人を活かす 酪農場マネジメント」でも
関係者へのインタビュー稿が入る予定。

同白書の詳細は、日本農業者法人協会へ。
http://www.hojin.or.jp

牛乳乳製品は23ブースで展開:第4回アグリフードEXPO2009

2009 年 8 月 26 日

Filed under: — admin @ 4:56 AM ニュース

日本政策金融公庫は、8月25日、26日、東京ビックサイトで、
「第4回アグリフードEXPO2009」を開いた。
これは、国産にこだわった「農」と「食」をつなぐ農業者のための商談会。

今回は農業生産者や食品企業など528社が約3000商品を展示。
牛乳乳製品では、帯広畜産大学(北海道)、岩瀬牧場(同)、
奥中山高原酪農乳業(岩手)、ハーレー牧場(栃木)などが23ブースで、
それぞれ自慢の商品を紹介した。

25日には生産者、流通関係者によるシンポジウム「明日の農業を語る」が開かれた。

乳用牛評価報告(牛群検定参加牛のうち総合指数上位100頭)を公表:家畜改良センター

2009 年 8 月 25 日

Filed under: — admin @ 11:04 AM ニュース

家畜改良センターは8月24日、
乳用牛評価報告:上位100頭(2009年:2)を公表した。
それによると、上位20頭は次の通り(順位、名号、総合指数、繋養者)。

1ヘンカシ-ン ヒラリ- オリ-ブ ET+3,347 北海道湧別町 加藤 智行
2ヘンカシ-ン ヒラリ- デイ ハ-シエル+3,325 北海道湧別町 五島 順二
3オムラ スイ-テイ- フオ- ET+3,157 北海道枝幸町 島 貞二
4ヘンカシ-ン ヒラリ- プリンセス+3,035 北海道湧別町 五島 順二
5ノ-スグランド プライスエスエフエル ウインチエスタ- サブラ+2,914 北海道西興部村 (有)ノースグランド
6スト-ンリバ- ジヤスト ブランデイ ET +2,904 北海道枝幸町 内田 喜久男
7エンドレス ジユデイ オング +2,835 北海道天塩町 石崎 直
8エンドレス ジユデイ アイリス ET +2,782 北海道天塩町 石崎 直
9 オムラ スイ-テイ- マリアン ET +2,781 北海道枝幸町小椋 義則
9レデイスマナ- セクシ- パラダイス ET +2,781 兵庫県洲本市 小谷 正子
11ノ-スグランド キヤツシユ ノマド ニタ フタゴ+2,766 北海道西興部村 (有)ノースグランド
12オムラ スイ-テイ- カトリ-ヌ ET +2,747 北海道枝幸町 小椋 義則
13ビクトリア パラダイス デイアナ ET +2,719 北海道紋別市 永峰 勝利
14ヘンカシ-ン ヒラリ- レンジ ET+2,708 北海道湧別町 松原 貢
15エンドレス ジユデイ バ-サ ET +2,692 北海道天塩町 石崎 直
16ヘンカシ-ン ブリツツ ヒラリ- ET +2,668 北海道湧別町 五島 順二
17オムラ スイ-テイ- メグ ET +2,667 北海道枝幸町 小椋 義則
17エンドレス ジユデイ L フロステイン+2,667 北海道天塩町 石崎 直
19ヘンカシ-ン ヒラリ- ホワイト メイソン ET +2,659 北海道湧別町 五島 順二
20ノ-スグランド プライスエスエフエル ノマド サブラ 北海道西興部村 (有)ノースグランド

詳しくは家畜改良センターのホームページで。www.nlbc.go.jp

乳用牛評価報告(2009:2海外種雄牛)を公表:家畜改良センター

2009 年 8 月 18 日

Filed under: — admin @ 2:13 PM ニュース

家畜改良センターは8月4日付け公表の乳用牛評価報告のうち、
インターブルが行なった国際評価結果「乳用牛評価報告 参考情報
(海外種雄牛:総合指数上位40位)を公表した。
上位10頭は次の通り(順位、名号、総合指数)。

1 ロングラングス オ-マン オ-マン ET  +2,881
2 サンデイバレ- ボルトン +2,695
3 エンセナダ タブ- プラネツト +2,498
4 デルタ キヤンバス +2,338
5 トムル- オ-マン ドツトソン  +2,286
6 クロケツトエ-カ-ス オツト  +2,283
7 ジユエルドエ-カ-ス シヤ-キ-  +2,270
8 ア-トエ-カ-ス ウイン +2,261
9 ケルステイン オリバ- +2,227
10 ホリム ラフアエル +2,197

この評価結果の詳細は、家畜改良センターホームページで。
→ http://www.nlbc.go.jp/

家畜改良センターが「乳用牛評価報告 2009:2」を公表

2009 年 8 月 4 日

Filed under: — admin @ 11:01 PM ニュース

家畜改良センターは8月4日、「乳用牛評価報告(供給可能種雄牛) 2009:2」を公表した。
総合指数上位10頭は以下の通り(順位、略号、名号、総合指数、経済効果:円)。

1 N JP5H53414 スミツクランド フリ- トレジヤ- +2,345 +145,075
2 JP5H52755 NLBC マ-シヤリ-ズ ユ-ス イ-テイ- +2,211 +154,094
3 N JP3H53632 NLBC シヤマ-ル トラクシヨン イ-テイ- +2,100 +185,855
4 JP3H53010 スプリングヒルオ- テイ- ラウンドアツプ +2,083 +140,773
5 JP4H52353 ミスタ- サリ- オリ- +2,052 +118,057
6 JP5H53215 ミツドフイ-ルド C C M カ-テイス ET
7 JP5H51940 アルタジエン マンフレツド ノマド イ-テイ- +2,009 +122,890
8 JP5H52811 プライセス ウエルカム ベチ- イ-テイ- +2,001 +151,472
9 N JP3H53306 レデイスマナ- テンプトレスト ハイデン イ-テイ- +1,997 +107,409
10 JP3H53065 キヤロル ガ-タ- ビギナ- イ-テイ- +1,970 +155,512

また本評価における、インターブルによる国際評価値「参考情報(海外種雄牛:
総合指数上位40位)」の公表は、8月18日を予定している。
詳細は、家畜改良センターホームページ(http://www.nlbc.go.jp/)で

北海道:フリーストール普及率が20%超

2009 年 8 月 3 日

Filed under: — djito @ 11:53 AM ニュース

北海道農政部は「新搾乳システムの普及状況について」として、フリーストール・ミルキングパーラー導入状況などの調査結果を発表した。

それによると今年の2月1日現在で、北海道内の搾乳農家7342戸のうち、フリーストール牛舎を導入している酪農家は1512戸(道内搾乳農家比20.6%)、ミルキングパーラーを導入している酪農家は1400戸(同19.1%)、両方を導入している酪農家は1389戸(同18.9%)だった。

フリーストール牛舎の普及率は、平成5年度からの本調査において初めて20%を超えた。
支庁別の導入率は、十勝、根室、釧路の順で高い割合を占めている。
また、搾乳ロボットは全道で118戸に導入されている。

商品構造の変更やコスト削減で増益を確保(雪印乳業第1四半期決算)

2009 年 7 月 31 日

Filed under: — maetomo @ 2:46 PM ニュース

雪印乳業株式会社は7月31日、平成22年3月期第1四半期決算短信を発表した。
売上高は前年同期比7.1%減の676億6600万円で、減収となった。
一方、利益面では営業利益30億2800万円(34.3%増)、経常利益36億9100万円(32.9%増)、純利益29億6200万円(30.6%増)と増益となった。

国内の消費落ち込みや低価格指向などを背景に、販売数量を落としたことなどが減収の要因。

一方、原料乳価の引き上げなどコスト増要因はあったものの、商品価格の改定や内容量変更、商品構成の見直し、コスト削減効果によって、増収を確保した。

リンク:雪印乳業株式会社Webサイト

北海道:新規参入22戸 -離脱225戸= -203戸

2009 年 7 月 28 日

Filed under: — djito @ 3:51 PM ニュース

北海道農政部は「北海道における酪農家の離脱状況について」を発表した。
これは今年2月に、北海道内の生乳出荷農家を対象に調べたもの。

それによると今年2月1日現在の道内の生乳出荷農家戸数は7342戸で、酪農以外からの新規参入が22戸あったものの、平成20年2月1日から平成21年1月末までの1年間に225戸が出荷を中止(離脱)したことから、203戸の減少となった。

離脱要因は、経営転換が最も多く(40.0%)、次いで高齢化と後継者問題(22.7%)、将来への不安および負債問題(14.2%)、経営者の事故・病気および死亡(16.4%)となっている。

離脱後の就業状況は、他の農業部門(乳雌育成、耕種、畜産)への転換(36.4%)、無職(32.9%)、他産業(12.0%)となっている。

機能的削蹄の原点を見直し、蹄管理および削蹄師をさらに進化させる

2009 年 7 月 20 日

Filed under: — djito @ 10:29 AM ニュース

きくち酪農コンサルティング主催、オリオンウエストファリアサージ(株)後援、(有)西上加納農場と(有)森牛削蹄商会(本社・北海道中標津町)協力による「削蹄技術向上講習会」が7月13―16日、北海道十勝管内士幌町の西上加納農場で開催された。
北海道はもちろん、徳島県、愛知県、長野県、群馬県などから、削蹄師のほか、酪農家、獣医師など29人が参加した。
講師は、オランダ農業技術指導機構PTC+・削蹄指導部責任者のピーター・クロスターマン氏、酪農学園大学獣医学部の田口清教授、そして菊地酪農コンサルティングの菊地実氏。
講義と実習が交互に織り交ぜながら行われた。

今回の講習会の大きな目的は、「機能的削蹄の原点を見直し、蹄管理および削蹄師をさらに進化させる」というもの。
機能的削蹄の発祥の地オランダから招聘されたクロスターマン氏は、「その機能的削蹄が持つ大きな可能性を伝えた」と話した。
参加者からは、「考え方によって削蹄の仕方が変わってくることもあるので、機能的削蹄の原理・原則を確認できて良かった」(興部町・削蹄師)、「基本をベースにすることの大切さ再認識した。本家本元の機能的削蹄を確認できて良かった」(中標津町・削蹄師)などの声が聞かれた。

詳しくはDairy Japan9月号で。

雪印乳業 新社長に井戸田正常務が内定

2009 年 7 月 6 日

Filed under: — maetomo @ 2:32 PM ニュース

雪印乳業株式会社は7月2日、同日開かれた取締役会で役員異動を内定したと発表した。
なお、役員の選任は10月1日開催予定の臨時株主総会を経て、代表取締役と役位については臨時株主総会後の取締役会を経て正式に決定する予定としている。

今回発表された役員異動で同社・代表取締役社長は井戸田正氏(現・取締役常務執行役員)が、代表取締役副社長には川成眞美氏(現・専務取締役)が、取締役常務執行役員には澤田健五氏(現・取締役執行役員)が、それぞれ選ばれた。

高野瀬忠明・代表取締役社長および中野吉晴専務取締役は、それぞれ雪印メグミルク株式会社(ホールディング会社)の代表取締役と専務取締役に就任する。

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