幸せな牛達

北海道上川管内のT牧場です。
牛舎に入らせてもらった瞬間、きれいな牛体(蹄も尻尾も)、ゆったりとした牛の仕草に目が奪われ、牛達がとても幸せそうに見えました。
そのことをTさんに伝えると、「それこそ私達が目指していること。牛達が『ここに生まれてきて良かった』と思ってくれたら、それこそ本望なのです」と優しく答えてくれました。
酪農家さんの原点に触れた気がして胸が熱くなりました。

大場教授『ここハズ④』 ご注文予約開始しました

 大場教授(カナダ・アルバータ大学)の「ここハズ」シリーズ第4弾、『ここはハズせない乳牛栄養学④~子牛の科学~』が12月8日に発刊されます。

 子牛の飼養管理は、多様な選択肢のなかから各農場で決めるべき部分がたくさんあるため、ある意味、専門知識が最も多く必要とされている分野とも言えます。
 本書では、子牛の栄養管理にあたって「これだけは知っておきたい……」という情報と、その背景にある考え方を解説しています。
 各々の農場の状況に応じたベストの管理方法を見出せます。

■大場 真人 著 ■B5判/192頁 ■定価3,520円(本体3,200円+税)
ご予約書籍となります。11月27日以降順次発送予定です。
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笑顔が絶えない学生生活

先日、岡山県の中国四国酪農大学校を訪ねました。
同校では酪農家の子弟だけでなく、さまざまな学生が実践的に酪農を学んでいます。
将来、新規就農を夢見る学生や実家の酪農経営を継承するなど、夢はさまざま。
しかし皆に共通するのは、牛に接する際の笑顔。本当に嬉しそうに、そして楽しそうに酪農を学んでいます。こうした笑顔に接すると、酪農の将来は明るいと確信します。
飼料や資材費の高騰など、酪農を取り巻く環境は厳しいものがありますが、彼ら彼女達の若いパワーが酪農業界の将来の力につながると信じてやみません。

国産チーズは素晴らしい!

こんにちは。

先日「第14回ALLJAPANナチュラルチーズコンテスト」を取材しました。

全国から112の生産者が丹精込めて作った248アイテムが出品されました。

会場では4年ぶりとなる展示・試食会が開催され、業界関係者のみならず、一般の参加者も多く参加していました。参加者は生産者と直接会話を交わし、多くのチーズとワインや日本酒とのペアリングを楽しんでいました。

 

私も参加してみてこれだけ多くの国産チーズがあることに驚いたのと同時に、国産チーズの可能性と魅力を感じることができました。これからはさまざまなチーズを買ってみようと思います。

来年は暑熱対策

10月も終わりに近づいているのにも関わらず、いまだにポカポカしている北海道札幌市です。そして、今週は雪虫と呼ばれる小さな虫が大量発生しており、霧がかかったように見えます。この霧がすべて虫だと思うとゾッとします。

10月に入り、さまざまなイベントが開催されています。なかでも私がホットトピックだと思ったのは、「暑熱対策」です。今年の北海道は全道的に気温が高く、普段は暑くてもカラッとしている十勝でも、湿気が多かったと伺いました。

来年以降もこの暑さが続くのかと想像すると恐ろしいですが、今までよりも暑熱対策が求められることは間違いありません。

暑熱期を万全の状態で迎えるには、設備の変更や資材の導入はまだ涼しい時期から始めなければなりません。すると、何をするべきか? の検討期間は、実はもう始まっているのではないでしょうか?

DairyJapanからも暑熱対策に特化した書籍をラインナップしています。
『DairyPROFESSIONAL Vol.17 乳牛の暑熱対策を科学する』

ぜひ見直してみてください !

内容例:

総論 乳牛のヒートストレス

複合的な暑熱対策が必要 池口 厚男

Part 1 施設から考える

暑熱対策に有効な牛舎とは? 池口 厚男

Part 2 暑熱を生理から考える

1 暑熱と酸化ストレスの関係――リーキーガットに要注意! 鈴木 保宣

2 暑熱回復期に要注意――大腸アシドーシスが起きている! 鈴木 保宣

Part 3 暑熱を繁殖から考える

今年も夏がやってくる 濱野 晴三

Part 4 暑熱から子牛を守る

子牛の暑熱対策 鳥羽 雄一

Part 5 乾乳牛と暑熱ストレス

長期間にわたる問題 クリス アシュワース

Part 6 環境コントロール最新情報

動物中心環境と酪農の未来 ジョン マックブライド

企画記事 いま注目の大型送風機

「ECVサイクロン」 日曹商事㈱