周産期管理を省力・効率化

先日、久しぶりに広島大学を訪ねました。テーマは周産期の管理。
乳牛栄養学が専門の同大・杉野教授に周産期の栄養管理について、そして同大での実際の管理についてお話を聞きました。
まず大前提として、「乾乳前に肥らせないこと」と杉野教授。BCS3.25を目安にしているとのこと。さらに「乾乳期間を極端に短縮すると、次産時の乳量に影響する」として、同大では乾乳期間を45日以上設けるようにしているとも。
さて、乾乳期の飼料管理。同大学は農水省の競争的資金で広島大学を中心としたコンソーシアムと全酪連で開発したドライコンプリートのみ。これを現物で14kg/日給与するだけだと言います。乾乳は一群管理で、クロースアップにあたる期間は分娩後7から10日のルーメン馴致期間なのだと教えてくれました。
ドライコンプリートの給与によって、技術職員さんの作業負担が大きく減ったこともポイント。
今回のルポでは、農場での管理の紹介に合わせて、杉野教授に周産期管理のポイントについて、日頃耳にする疑問に答える形で収録させていただくことになりました。
鋭意編集中のDairy Japan4月号の発刊をぜひ、お待ちください。

懐かしい匂いの正体

こんにちは!

先日、千葉県のK牧場を訪れた際に馴染みのある香りがしてきました。

正体はこれ!

醤油粕です!

こちらでは、副産物飼料として醤油粕を使用しておりました。

なぜ馴染みがあるかといいますと、

私の生まれが、醤油の町「千葉県野田市」だからです。

最寄り駅を降りると、醤油の香りが町を包んでいます。

まさか牧場でこの匂いがするなんて思いもしていなかったので、なんだか懐かしい気分になりました。

地元で出たものがこういった形で酪農に貢献できていること、とても嬉しくなりました!

腰痛の原因は……

最近、腰痛が気になる編集部員(29歳)です。

調べたところ腰痛の原因は腰だけではなく、肩や背中、太ももなど全身の筋肉のバランスが崩れていたり、腰以外の箇所が凝り固まっていることが原因なんだそうです。つまり、腰だけに湿布を貼っても根本の解決にはならないようです。人間の体は不思議です。

そして、先日の取材でも、全然違いますが似たような話を聞きました。「農場で悩んでいるところ(例えば分娩後の立ち上がり)は、その部分だけ改善しようとしてもうまくいかず、結局その前後の時期を含めた管理全体を見直すことで良くなっていく」ということでした。そしてその農場では、繁殖成績を良くするために、さかのぼって乾乳期管理から見直し上手く回るようになったそうです。

根気よく、真の原因を見定め、地道に改善を重ねていくことが必要ということですね(腰の話です)。

 

DairyJapanでもたびたび触れている話題ですが、とくに乾乳期の飼養スペースは広々としているのがその後の牛の健康に効くようです。

血乳対策法

Dairy Japan 2月号に「周産期乳牛における血乳の発生要因とその対策」が載っています(黒岩朋子氏・NOSAI宮城 県北家畜診療センター・獣医師、向井和久氏・(株)林原 新領域開拓室 飼料プロジェクト、共著)。
血乳が発見されるのは分娩後の初回搾乳時がほとんどですが、分娩前にすでに血乳になっている場合もあるそうです。
血乳の発生は酸化ストレスが関連している可能性があることから、抗酸化物質を充足させることも対策法です。
本記事には、その試験効果が解説されています。

新刊『NASEM』発送開始いたしました!

 お待たせいたしました!
 待望の新刊、『NASEM 乳牛栄養要求 第8版』の発送を開始いたしました!

 ご予約いただいた皆様から、順次発送を開始させていただいております。
 お手元に届くまで、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

 また、今回は発送業務の都合上、ご注文時にご指定いただきました書類(領収書等)が書籍に同封できません。
 別途郵送にて手配しておりますので、ご了承下さいますようお願い申し上げます。

 なお、今後Amazon様でのお取り扱いも予定しております。
 ご希望の方は、お取り扱いまで今しばらくお待ち下さいますようお願い申し上げます。


『NASEM 乳牛栄養要求 第8版』
 A4レターサイズ/ハードカバー/504頁
 定価:29,700円(税・送料込)
 https://dairyjapan.base.ec/items/70124359