農水省が公表した農作業死傷事故の統計によると、過去10年間に北海道で発生した農作業死傷事故の36%が家畜との接触で、とくに大型家畜を扱う作業者は注意が必要と記されています、また、フリーストール牛舎では、牛を移動させる際に柵などに挟まれる事故が多く発生していると注意を呼びかけています。
そんななか先日、香川県のM牧場の取材で聞いた作業安全のための取り組みは、まさに前述した事故による負傷を防ぐもの。
牛舎作業では乗馬用のプロテクターの着用で、挟まれ事故による負傷リスクを軽減しているそう。また、搾乳時にはヘルメット着用を義務付け、身の安全を守っていると言います。
「費用はかかるが、スタッフの安全には代えられない」 というMさんの言葉が響きました。
皆さんは、どのように作業の安全を管理していますか?
月: 2023年1月
はじめまして!
皆様はじめまして。
昨年8月に入社しました小川諒平と申します。
入社して5カ月が経過し、一人で取材に行くことも増えてきました。今後皆様とお会いする機会があった際にはご指導のほど、よろしくお願いします!
さて今回のスタッフブログでは、先日、1月号からスタートしたDairyJapan連載企画「学生牛部は今!」でうかがった宮城県農業高等学校の取材の様子をお伝えします。
こちらでは朝の搾乳も外部に委託をせずに部員達自身で行なっているということ。
朝7時の搾乳に合わせ登校しますが、冬の朝は日も出ておらず、気温も氷点下とのことです。
そんななかでも「むしろ寒くて暗いほうが、やってる感があって楽しいんです」とある部員は笑顔で話してくれました。
この時期はできることなら「ずっと布団で寝ていたい」と思ってしまうDairyJapan編集部員は見習わないといけませんね……。
そんな素晴らしい生徒さん達の様子が掲載されているDairyJapan3月号をお楽しみに!
若者はすごい!
こんにちは。札幌市内に新たにパン屋さんがオープンしたそうです。ここまではよくあるお話ですが、そのパン屋さんは水を使用せず、北海道産牛乳を100%使用しているそうなのです。牛乳の魅力が伝わると嬉しいですね!是非行ってみたいです。
さて、DairyJapan2023年1月号より新連載「学生牛部は今!」が始まりました。
全国の学生さん達の「牛部」を取材し、未来の酪農を担う皆さんの活躍を紹介しています。
読者の皆さんの母校が登場するかもしれませんので、是非チェックしてみてください。
取材をしてみて思ったのですが、未来を描く学生さんは
そんな「学生牛部は今!」ですが、学生さんをはじめ、より多くの皆様に見ていただきたいと思い、DairyJapanホームページにも掲載をスタートしました。
毎号追加されていきますので、記事を通して学生さん達の頑張りを応援していただけると嬉しいです。
お待たせしました!『NASEM 乳牛栄養要求』2月1日発刊・予約受付開始
前版(NRC 2001)から20年。NASEM(全米科学工学医学アカデミー)は2021年12月、最新の『乳牛栄養要求 第8版』を発刊しました。
それは大幅な改定で、本版(原本)は何と500頁超えです(前版は381頁)。
デーリィ・ジャパン社は本版の和訳・出版権を取得し、特別編成された翻訳チームが総力あげて完訳しました。
本版を存分にご活用いただき、最新の乳牛栄養学が日本の酪農現場で展開されることを切望します。
2月1日発刊、ご予約承り中です。
https://dairyjapan.base.ec/items/70124359
以下は【序文】の一部です。
~~最大の改訂はタンパク質である。タンパク質/アミノ酸の供給と要求量推定システムは、第7版に比べて徹底的に改訂を行い、タンパク質よりもアミノ酸に重点を置いて構築した。乾物摂取量の方程式は、すべての段階の牛に適合するように開発され、場合によっては、家畜の特性に応じた飼料係数を用いた。子牛のタンパク質、エネルギー、ミネラルの要求量システムは大幅に改訂した。環境への影響を推定するために、窒素とリンの糞尿排泄量と同様に、メタン生成量が見積もられる。~~
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本誌をご購読いただいている皆様のお手元に届いた頃と思います。
今回の特集は【飼料価格高騰の今、飼養管理を見直す】。
新型コロナウイルスの世界的蔓延、海上運賃の高騰、ウクライナ侵攻、歴史的円安――さまざまな要因が複雑に絡み、飼料価格は高騰・高止まりを続けています。
こうしたなか、「飼料の品質を下げる」「給与量を減らす」といった安易な舵取りは乳量減だけでなく、繁殖成績の低下や疾病の増大など多大なダメージにつながることもあり、リスキーです。
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