気持ちの良い絵を壁面に

先週に引き続きY牧場で偶然に遭遇した光景です。
Y牧場内で、ふとD型ハウスを見ると、
なんと!壁に向かって足場が組まれており、
その高い足場によじ登った女性がいるではないですか!

その女性にお話を聞くと、
「ここに牛を描きたいとYさんに話したら、
快諾してくれたうえに、足場まで組んでくれました」と言います。
彼女は、ボラバイトで4年前にY牧場へ来て以来、
酪農にハマって、その後、何回も来ているそうです。
「牧場を飾ると、牧場が楽しくなりますよ」と嬉しそうでした。

牧場は、今後も人の心が温かくなる、
そんな場所であってほしいと思いました。

あっ、ミッキーだ!


北海道宗谷管内Y牧場にはラップサイレージで作った可愛い牛のオブジェがたくさんあります。
なかにはミッキー・マウスもあります。
「牛(のオブジェ)はたくさん作ったから、違ったものも作ってみたかったんです」とのこと。
Y牧場には牧場生活を経験してみたいという人達が各地からやって来ます。
「皆が喜んでくれるし、元気になって帰っていくんです」とYさんは言います。

学び舎で

Dairy Japan11月号「酪農教育ファームルポ」の取材で
帯広農業高校の酪農科学科にお邪魔しました。
今回は、農業高校として酪農教育ファームの認証を受けたきっかけと、
その目的や効果などをお聞きすることができました。
今後の酪農業界を担っていく若手酪農家や関係する職業に就くであろう
生徒達に対して、いかに酪農の素晴らしさを伝えるか、
教師が自ら考え、また、生徒達が自ら学べるような
そんなプログラムの一つとして酪農教育ファーム活動を掲げています。
詳しくは、Dairy Japan11月号「酪農教育ファームルポ」をご覧ください。

写真は、漫画「銀の匙」第2巻にも登場する石窯です。
そう、帯広農業高校は「銀の匙」のモデル校なのです。
漫画には、この石釜が形そのまま登場しますので、
読んでみるのも面白いかもしれません。

「見える化」のすすめ

生産量を伸ばすことを第一の目標としている十勝管内のTさん。
毎月の出荷乳量(数字)を牛舎の事務所の壁に貼り、
対前年比もはっきりと明示しています。
いわゆる「見える化」です。

Tさんは、こうした「見える化」でモチベーションを上げ、
出荷乳量を増やしていくための戦略を練り、
さらにボトルネック(進行の妨げとなる点)を改善するための努力、
情報収集に余念がありません。

「見える化」は確かに効果あります。