周産期病が今年多い農場は来年も多い

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道央圏の酪農家有志による道央広域酪農研究会が昨日、長沼町で行われました。
講師は本誌でお馴染みの田中義春氏(空知農業改良普及センター・空知南西部支所・支所長)で、テーマは「疾病を防ぐ技術的対応」です。

酪農場100戸、経産牛5203頭を調べたところ、1年間の周産期病の平均発症率は21%、その幅は0?48%だったそうです。
それは飼養頭数、個体乳量とは関係がなかったそうです。

そして、発症率が去年少なかった酪農家は今年も少ない、去年多かった農場は今年も多い、そうです。
つまり、周産期病が今年多い農場は、同じ管理をしていたら、来年も、再来年も多いということです。

「周産期病は確実に減らすことができる」として田中氏は、その方法を詳しく解説してくれました。
その内容は、本誌連載でも紹介されます。

パーティクル・セパレーター

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昨日、パーティクル・セパレーターの正しい使い方を取材しました。

パーティクル・セパレーターの使い方は、以下の四つがあります。
1 粗飼料を収穫する際、切断長を決めるために、収穫直後に粒度分布を測定する。
2 TMRが均一に混ざっているかどうかを測定する。
3 TMRそのものの粒度分布が適切かどうかを測定する。
4 TMRが選び喰いされているかどうかを測定する。

4は、まず朝の給飼直後のTMRをサンプリングして測定。
そして、その6時間後の残飼をサンプリングして測定。

昨日はこの冬一番の寒さで、日中でも氷点下。
寒かったー。
でも、とても勉強になりました。
その模様は、そのうち誌面、およびDVD(付録)でお伝えします。

忠犬ハチ公の臓器

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昨日、東京大学・農学部に行きました。
正門を入ってすぐに資料館があり、そこに立ち寄ってびっくり!
忠犬ハチ公の臓器の標本が展示されていました。

ハチ公は東京大学・農学部・上野教授の飼い犬で、昭和10年3月8日に亡くなり、ここで解剖検査されたそうです。
ハチ公の死因はフィラリアだったそうです。

エコフィードを求めて酪農家が同士討ち

最近よく話題に出るエコフィード(食品加工副産物)――。
昨日開催された北海道TMRセンター連絡協議会の研修会(DJニュース参照)で、栃木県那須町の那須TMR(株)の代表取締役・藤原基男氏が、その食品加工副産物の利用について興味深い提言を述べました。

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「最近、食品加工副産物の値段が非常に上がっている。それは多くの人たちが副産物工場へ行き、“うちは1円高く買うから売ってくれ”と買い求めているから。つまり、同じ牛屋同士で値段を上げているということだ。この件も含めて、低コスト生産をもっと真剣に考えるべきである」

ちなみに同社では、ビール粕、茶粕、豆腐粕、醤油粕、きのこ菌床、焼酎粕…などを利用しているそうです。