道央広域酪農研究会が先週、長沼町で行われました。
本誌連載でお馴染み、田中義春氏の連続講座、第2回目です。
今回のテーマは「繁殖改善と今後の技術的対応」でした。
繁殖を良くするためには、疾病対策を良くしなければならない。
疾病対策を良くするためには、栄養管理を良くしなければならない。
一つのことを改善するためには、深く掘り下げて検討しなければならい、と田中氏はさまざまな事例をあげて解説しました。
繁殖の問題は乳質にも大きく影響しているとして、繁殖改善を図ったら、乳質については何もしなかったのに、体細胞数が40万から10万に減った事例も紹介してくれました。
そして標記の答え、これは田中氏らが複雑な計算を重ねたもので、分娩間隔が1日縮まれば1頭当たり年間で「1,050円」の増収となるそうです。
経産牛頭数50頭で、分娩間隔430日を390日にすると、年間200万円の増収となるそうです。