推し活

先日、ある酪農経営発表大会の会場で、耳に大きな黄色のピアスをしている女性を見かけ、声をかけさせていただきました。

よく見ると、見慣れた形。そう耳標型のピアスです。

牛の耳標を忠実に再現したピアス(イアリングタイプもある)にはしっかりと10桁の個体識別番号が。「この番号、検索する何がヒットします?」と聞くと、「私の推し牛です!」と笑顔で答えてくれました。

アイドルやバンド、アニメキャラなどさまざまな推し活がありますが、推し牛と耳標を共有する推し活にとても興味を覚えました。

ちなみに写真を見ていただくとわかると思いますがサイズはかなり大きいです。経営発表大会の会場でも注目されたようで、多くの方に声をかけていただけたとのことでした。

皆が理解できているからこそ

【皆が理解できているからこそ】

先日取材をさせていただいたK牧場にて、繁殖検診時のミーティングに立ち会わせていただきました。

こうした申し合わせでは、獣医師からの報告や提案をそこにいる皆が同じように理解できているか? ということが重要ですが、

K牧場では、社長はもちろんのこと、スタッフの皆さんも同じように当事者として参加していました。

従業員の当事者意識が高いことで、各々の役割を理解したうえで1歩先の話し合いができ、さらに成績向上につながるのだなと感じた取材でした。

こちらの取材記事は、少し先ですが『Dairy Japan』2月号に掲載されますので、お楽しみに!

幸せな牛達

北海道上川管内のT牧場です。
牛舎に入らせてもらった瞬間、きれいな牛体(蹄も尻尾も)、ゆったりとした牛の仕草に目が奪われ、牛達がとても幸せそうに見えました。
そのことをTさんに伝えると、「それこそ私達が目指していること。牛達が『ここに生まれてきて良かった』と思ってくれたら、それこそ本望なのです」と優しく答えてくれました。
酪農家さんの原点に触れた気がして胸が熱くなりました。

笑顔が絶えない学生生活

先日、岡山県の中国四国酪農大学校を訪ねました。
同校では酪農家の子弟だけでなく、さまざまな学生が実践的に酪農を学んでいます。
将来、新規就農を夢見る学生や実家の酪農経営を継承するなど、夢はさまざま。
しかし皆に共通するのは、牛に接する際の笑顔。本当に嬉しそうに、そして楽しそうに酪農を学んでいます。こうした笑顔に接すると、酪農の将来は明るいと確信します。
飼料や資材費の高騰など、酪農を取り巻く環境は厳しいものがありますが、彼ら彼女達の若いパワーが酪農業界の将来の力につながると信じてやみません。

滑走事故防止

十勝管内のN牧場は、フリーストール牛舎の床に溝切りを施工したうえに、ほとんどの牛にスプリットガードを装着して以来、転倒事故がなくなりました。
滑走事故による股関節脱臼のリスク要因は、
・初産牛
・肢蹄の悪い牛
・滑るフリーストール牛舎通路
などで、分娩後から泌乳ピーク前後に多いことがわかっています〔Dairy Japan 2021年10月号「滑走防止バンド:その使いどきは?」(杉本貢紀)〕。
牛にも経営にも痛ましい滑走事故を防ぎましょう。
※詳細はDairy Japan 11月号