「今年は雪解けが早いですねー」――今週は、この言葉を何回聞き、何回言ったことでしょう。
札幌市は平年より9日早く、25日に「積雪なし」となりました。
昨日、空知管内・長沼町の国道沿いに流れる馬追(まおい)運河に、北へ向かうハクチョウが、こんなにたくさん羽根を休めていました。
北海道も春の兆しです。
十勝を取材で回り、珍しいチーズがあったので買ってきました。
一つは、「大樹物語 香りをはさんだカマンベールチーズ」(バジル&ブラックペーパー入り)。
雪印乳業・大樹工場のオリジナル商品です。
地域限定品で、大樹町の道の駅「コスモール大樹」でしか買えません。
そのお味は、バジルの爽やかさが鼻を抜けて、その後にブラックペッパーがピリリとして、美味しーい!
もう一つは、「味噌漬 カマンベールチーズ」。
チーズ製造は中札内村の十勝野フロマージュ、それを味噌漬に製造しているのは本別町の渋谷醸造です。
チーズと味噌のダブル発酵食品のお味は、味噌がチーズにしっくりと合い、しかもチーズの味を邪魔せず、一言でいうならば和風。
美味しーい!
日本酒や焼酎によく合います。
先日、本誌の連載でお馴染みの榎谷雅文氏(北海道デーリィマネージメントサービス/コンサルタント獣医師)にお会いしました。
同氏は定期のコンサルティングで千歳方面に来られたので、お時間をいただいて、いろいろ打ち合わせさせていただきました。
そのなかで、同氏は今月より、環境性乳房炎の抑制に向けて、敷料、ベッドの表面の細菌培養や、戻し堆肥の細菌接種試験などによる、乳房炎対策の更なる挑戦を開始されたことをうかがいました。
「敷料の細菌検査」って、なかなかやってくれるところがありませんよね。
しかし同氏は獣医環境衛生研究所の協力を得て、安価での検査が実現したとのことです。
「今使っている敷料の細菌、これから使おうとしている敷料の細菌、時間経過による細菌の変化などを把握して、環境性乳房炎の抑制に努めたいと考えています」
「この種の研究データは日本では乏しく、データベースの構築ができればよいと考えています」
とのことでした。
細菌検査を依頼したい方、もっと詳しく知りたい方は、同氏へメールで連絡してください。
ちなみに検査できる菌種は、大腸菌群、大腸菌、ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌、一般細菌、真菌だそうです(連鎖球菌は今のところできないそうです)。
料金は1検体・1菌種で2000円くらいだそうです。
なお、乳房炎と敷料の関係については、同氏のホームページをご覧ください(そこに同氏のメールアドレスもあります)。
http://e-doto.com/hdms/index.html