オホーツク管内のY牧場(経産牛90頭、未経産牛60頭)は、ペン(独房)通路の敷材として、細断紙(シュレッドされた紙)にオガクズを混ぜて使っています。
吸水性は上々。
この細断紙は週に2回、農協と建設会社からもらってくるそうです。
目下、他にも細断紙を譲ってくれる企業を探しているそうです。
「中には重要書類も含まれているのかもしれませんね」とYさんは笑っていました。
先日訪れた中標津町で泊まった某旅館にて、
食事の際に、一口サイズの小さなコップ一杯の牛乳が添えられていました。
このコップには「Welcome MILK ようこその気持ちを一口の牛乳に込めて」と書かれています。
使われていた牛乳は、中標津町の「なかしべつ牛乳」です。
食事に添えられた一口の牛乳に、おもてなしの心を感じました。
この一口の牛乳は、根室地区酪農対策協議会が牛乳の消費拡大を目的に、
水やお茶の代わりに牛乳を提供する「根室Welcome MILK」というもので、
中標津町だけではなく、根室管内のさまざまな飲食店が参加しているそうです。
同協議会が、参加する飲食店に週2本の牛乳を、
25週(約半年)に渡り配布しているとのことです。
今回訪れた中標津町内では、50を超える店舗が参加しており、
最近では、配布される本数に限らず、
通年で牛乳を出す店舗が増えてきたとのことです。
十勝管内のN牧場は、経産牛609頭、未経産牛426頭、年間出荷乳量約6000tと大規模です。
搾乳牛舎はフリーストール5棟(うち1棟の半分は乾乳前期)です。
搾乳牛群は、経産の泌乳初期群、初産の前期群、泌乳中期群、泌乳後期群に分けて管理しています。
(初産の前期以降は泌乳中期群で合流する)
N同牧場の発情発見や異常牛の発見はすべて、スタッフ全員の目で行なわれています。
朝の搾乳終了後、スタッフ全員が手分けして(1群に2-3人ずつ入って)、1頭1頭を見て歩きます。
その際、各スタッフは専用手帳を携帯して、気になったことは漏らさず書き込んでおきます。
その専用手帳を見せてもらいました。
1頭ごとに、牛番号、耳標、生年月日、牛名、分娩日、子牛の性別、群移動、子宮回復や黄体の状況、発情発見状況、授精状況、分娩予定日、病歴などが細かく書き込まれています。
この手帳を見れば、「いつ、どのような状態のときに授精したのか?」と聞かれても、その場で即座にわかるそうです。
※詳しくはDairy Japan 6月号で。
雪解けの進む時期となりました。
道央はもうほぼ雪はなくなりましたが、道東にはまだ残っています。
4月になっても道東の牧場ではまだ解けぬ雪が見られます。
農家さんに聞くと、
「いつもはこの時期にこんなに雪はない。今年は異常だよ」と言うほど。
そんななか、昨年11月4日の北海道支局だよりで紹介しました
興部町のK牧場に足を運んでみました。
K牧場にも雪がまだ残っていましたが、ホタテの貝殻を敷き詰めた通路は驚くことに、ぬかるみがありませんでした。
Kさんは、「牛舎周辺はぬかるんでない」
「除雪で少し剥がしてしまったけど、この案は大成功だ!」と喜んでいました。