釧路管内M牧場は、バルク室/事務所の入り口前にある「靴洗い・消毒」場で、
訪問者が、靴の汚れ具合によって、「水道ホース&ブラシ」もしくは「踏み込み水洗槽」を選べるようにしています。
まず、どちらかで靴を水で洗って、それから消毒(踏み込み消毒槽)です。
「牛舎、バルク室、事務所は、いつも清潔に!」を方針の一つとしているM牧場。
奥さん手作りの、この「おねがい」ボードを見たら、獣医さん、授精師さんはじめ、
誰もが、靴をきれいに水洗してから消毒して、それから入室します。
既報(5月14日付「DJニュース」)の「子牛管理技術研究会」で、
「育成期の課題と対策を考える」と題したプレゼンがあり、
十勝管内での「死産・流産の発生実態」が報告されました。
過去1年間の牛群検定情報データを集計したものです。
それによると、十勝管内での死産・流産発生率(乳用種と肉用種の合算)は、以下です。
初産:10.3%
2産:6.2%
3産以上:6.6%
合計:7.6%
これは、「膨大な損失」とのことでした。
Dairy Japanの電子書籍「分娩事故を防ぐためのポイント」(好評発売中)では、
「分娩事故率が5%を超える農場の分娩管理には問題がある」と解説しています。
お宅の、分娩事故率は何%ですか?