OPU(生体卵子吸引、経膣採卵)-IVF(体外受精)の取材です。
超音波画像モニターに卵巣が映し出され、卵胞が黒丸で見え隠れしています。
Y獣医師が、それを見ながら採卵針で卵子を吸引しています。
ミリ単位の術です。
その後は、卵子をラボに持ち帰り、きれいにして(ミクロン単位です)、
培養液にドロップイン。
そして23時間後に、培地(体外)で人工授精します。
「酪農は生命産業である」という先人の言葉が頭をよぎります。
ここまで技術が発達すると思っていたかどうかはわかりませんが。
「オシャレ大好き松本ファミリー! 農業の仕事中もオシャレを楽しんでいます」
「今日のポイントは、オーバーオール・スタイル。皆でハットを合わせて、首元には虫よけのバンダナをあしらってみました」
「こんな自分らしいスタイルで農業をするのはステキですよね!」
と解説アナウンス。
アップテンポの曲が流れるなか、農場男子、農場女子、農場ファミリー、農場キッズが、さっそうとウォーキング、そして決めポーズ。
さながら「東京ガールズコレクション」のようです。
これは「アグリコレクション2014」という農作業着のファッションショウ。
7月12日に「第33回国際農業機械展in帯広」のイベント広場ステージで開催されました。
フィナーレは、全員がステージ上に。
それぞれの手にはカラフルなツナギ。
「農作業着にも個性を! 自分らしさを大切にして誇りを持って農業をしたい。そんな想いを象徴する商品。さまざまなスタイルを提案したアグリコレクション2014でしたー!」
割れんばかりの拍手でした。
一昨日に続き、スウェーデン在住・山﨑一大氏からのホットな話題です。
~Dairy Japan 7月号より~
スウェーデンの農村地帯では、至るところで放牧中の牛達の姿を見ることができる。
テレビCMでも最近、綺麗なホルスタインが、よく顔を出している。
それはアーラ乳業の「ブレゴット」のCM。
「ブレゴット」はバターとナタネ油のミックスで、1995年に発売されて以来、今も人気のある製品である。
12年前から春と夏に、そのCMが流れている。
今年の作品はYouTubeでも見ることができる。
Dairy Japan 7月号「海外だより」では、他にも海外のホットな話題を紹介しています。
Dairy Japanのシリーズ「海外だより」で原稿を毎月配信してもらっている山﨑一大氏(スウェーデン在住)から、ホットな話題が送られてきました。
政府機関の一つであるスウェーデン農家連合会の下に、スウェーデン酪農産業の振興を目的とした部門が今年でき、6月1日の「牛乳の日」に、ミルクを対象としたホームページを発表した(http://www.mjolk.se/)。
このホームページの目的は、ミルクを通じ、一般消費者にロハス(=健康と持続可能性を重視する生活様式、LOHAS:Lifestyle of Health and Sustainability)を普及することである。
Arla(アーラ乳業)、IKEA(家具のイケア)、H&M(ファッション、服)、Max(ハンバーグ・チェーン店)など、スウェーデンの会社の多くがロハスを重視し、取り入れている。
このホームページは、今までにない斬新なデザインで注目されている。
その内容は、
「ミルクを飲むと肥るの?」
「どうしてミルクは白いの?」
「ハードチーズは乳糖フリーだよ!」
「バターの作り方」
「妊娠婦はどんなチーズを食べると良いのか、食べられるのか?」
「コップ一杯のミルクにはどれだけの脂肪があるの?」
「23000もの新しい仕事」(スウェーデン酪農は将来性があり、政府がミルク生産政策を高めれば、国内経済も高まる。例えば、教師2370名、看護師4720名、準看護師5664名、幼稚園の先生4792名などの仕事の可能性が出る)
等々、とてもバラエティに飛んでいる。