驚くほど体細胞数が減った

写真は、北海道オホーツク管内・T牧場で取材させていただいたときの1枚です。
ミルキングパーラーに近いバルク室の壁にはTさんの工夫で必需品が整理整頓され、3定管理されています(決まったものが、決まった場所に、決まった量ある)。
このように几帳面で細やかな乳質管理に取り組んできたT牧場は、体細胞数10万以下をキープしていました。
そんな折、あることをきっかけに、「搾乳がとても穏やかになり、驚くほど体細胞数が減った」という出来事が起こりました。
詳しくは、Dairy Japan 4月号(来週発売)ルポ特集「乳質向上へのチャレンジ」で。

ぬくぬく

まだ厳寒の北海道。釧路管内T牧場の新生児群です。
ここでは各ペン(ハッチ)ごとに温風が出て暖房されるようになっています。
さらに、生まれてここに来た子牛には、布団乾燥機を包んだ布団を被せて保温してあげています。
これは哺育管理スタッフのアイデアだそうです。

若者達の未来に向けたアクション

「もう歳だし、あえて苦労しなくても……と言われそうだが、そこで甘んじたり、ひるんではダメ」と60歳代・70歳代の同志酪農家7人が中心になって新設した大型牧場。
北海道天塩町の同会社 ミルクファーム天塩です。
「若者達に『これだったら楽しくやっていけるね』と言ってもらい、継承してもらえる牧場を作る。それが自分達の夢であり使命だ」と意欲満々。
その高齢パワーと熱意に圧倒されました。
各地でこうした事例が現れてほしいと思います。
詳しい内容はDairy Japan 3月号で(本日発売)。

本当にモニタリングをマネジメントの道具として活用していますか?

もうお読みになりましたか?
Dairy PROFESSIONAL vol.19(Dairy Japan 1月臨時増刊号)。
特集は「乳牛のモニタリング」です。
ただし、今までのような、単にモニタリング・スコアの付け方を解説するだけではありません。

スコアリングは目的ではなく手段です。
「一つ一つのモニタリング項目やスコアリング項目を単独で解釈するのではなく、それらを関連づけて解釈することが大事です」
「今、目の前にある事象は、過去に投入された技術の表れです。また今、目の前にある事象は、これから起こることの前触れなのです」
「起こるであろう損失を未然に防ぎ、より高い生産性を実現する。この道具としてモニタリングを使うのです」
~Part 1『実践! 酪農現場の“リアルな”乳牛モニタリング』(小出佳正/うしよろず相談所 Y’s Company・代表)より~

まだお読みでない方は以下から。
https://dairyjapan.com/shop/products/detail/129

低体温症に注意

寒い日が続いていますね。
大雪や暴風雪、路面凍結などにお気をつけください。

寒中の取材で、写真のように初生子牛がぬくぬくしている様子を見ると癒され、こちらも温まる気がします。
初生子牛は、この時期、「循環障害と低体温症に要注意」とされています。
室温下であっても、新生子牛の約25%が低体温症に陥るそうです。

出生直後の子牛の体温は38.9~39.5℃と通常よりやや高く、生後30分以降は38.3~38.9℃まで低下するそうです。
したがって、体温が38.3℃よりも低いときは、何らかの処置を行なうことが推奨されています。
その対策・処置とは……

※詳しくは既刊『お気酪獣医・クスリ(笑)の処方箋』島本正平(NOSAI宮崎)著で。
※お求めは以下のサイトで。
https://dairyjapan.com/shop/products/detail/124