【しっかりと産休】–ちょっとしたご紹介–その3

新刊『ちょっとした酪農の話』(永井照久著)は、一貫して酪農現場目線・牛目線での「ちょっとした話」が百話以上(見開き一話)。
そのなかの一話を「ちょっとしたご紹介」させていただきます。

【しっかりと産休】(P.34~35「PART 1スーパーカウたちのささやき」より)
《略》
乾乳牛が休息できる環境の質の良さは、もっと重視されるべきでしょう。人も休日とはいえ、ちょくちょく緊急対応の呼び出しのある業務用ケータイが傍(かたわら)にあると、なかなか気分よく寛(くつろ)ぐというわけにもいきません。
《略》
それなりの乾乳牛の施設や管理では、生乳生産性や事故率はそれなりの結果にしかなりません。乾乳牛の発する生命力の輝きが農場の生産力を左右していると言っても過言ではありませんから、居住環境の満足度について乾乳牛に都度尋ねてみることは、農場の生産性を向上させられる最高の助言を得ることにつながるでしょう。
《略》
もちろん乾乳牛は休むばかりでなく、母体の中では胎児が急速に発育していますから、それを支えるためにタンパク質をはじめとする必要な栄養分の供給をしてやらなければなりません。必要とする代謝タンパクが不足すると、母牛は自らの体タンパクを動員してでも胎児の成育を補おうとしますので、腿(もも)の筋肉が細くみえるような牛は気になるところです。
《略》

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NRC 乳牛飼養標準 2021年 第8版

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

さて昨年末、待ちに待った『NRC 乳牛飼養標準 2021年 第8版』が米国で発刊されました。
前版(第7版)が発刊されたのは2001年ですから、20年ぶりの改訂です。
新刊は、『NASEM(National Academy of Science, Energy, and Medicine)Dairy 8』『Dairy NRC(National Research Council)2001』『Dairy v.8』などと呼ばれており、502ページの圧巻です(前版は382ページ)。

弊社は事前に和訳出版権を取得し、現在、日本の乳牛栄養研究者らで結成された「NRC翻訳チーム」に和訳作業を進めていただいております。
今夏発刊を目指しております。ご期待ください。

新刊『ちょっとした酪農の話』–ちょっとした宣伝–その2

新刊『ちょっとした酪農の話』(永井照久著)は、一貫して酪農現場目線・牛目線での「ちょっとした話」が百話以上(見開き一話)。
そのなかの一話を「ちょっとしたご紹介」で「ちょっとした宣伝」させていただきます。

【群れ社会の中での安定感】(P.28~29「PART 1スーパーカウたちのささやき」より)
《略》
●群れを移動させる際のポイント
✓なるべく密飼いを避ける。周産期は農場内で最も恵まれているスペースとする価値は高い。
✓でも他の牛の気配が感じられないような分娩房にひとりぼっちにしない。
✓群内の乳牛のフレームサイズを揃える。
✓夕方に移動する。
✓1頭ずつ頻繁に移動するより、できればまとめて2頭以上で移動する。
✓短期間で幾度も群を移動することを避ける。
✓エサや水へのアクセスチャンスを増やす配慮。
✓敷料を新しくしておく……など。
《略》

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働きやすい牧場とは–「職務満足調査」のススメ

従業員の定着—-雇用経営であれば筆頭課題であると思います。
そこで本日発売 Dairy Japan 1月号掲載「働きやすい牧場とは」で紹介されている「職務満足調査」がお勧め。
この「職務満足調査」とは、従業員が仕事に感じている満足・不満足の様子と内容が科学的に分析・判断できるものです。
著者の河野洋一先生(帯広畜産大学 農業経済学分野 助教)は随時、調査・研究先を募集中。
ご一読のうえ、調査希望やお問い合わせは著者へ直接、もしくは弊社編集部へお寄せください。

新刊「ちょっとした酪農の話」–ちょっとした宣伝–その1

新刊「ちょっとした酪農の話」(永井照久著)は、一貫して酪農現場目線・牛目線での「ちょっとした話」が百話以上(見開き一話)。そのなかの一話を「ちょっとしたご紹介」で「ちょっとした宣伝」させていただきます。

●いつもの(P.18~19「PART 1スーパーカウたちのささやき」より)
《略》
乳牛たちの生活パターンを利用し、乳牛がとりたい行動を先回りして段取りするような管理が重ねられることは好ましいことでしょう。多くの牛が横臥に入る前にベッドメイキングがしっかりと終わっている、搾乳直後にはきれいな水槽が用意されている、そろそろ食べ終えようかと思う前にさっとエサ寄せが行われる、つなぎ牛舎での排糞の多くなりやすい時間帯の絶妙な糞かきなど、それらはあたかも見事なタイミングでお客様にサービスを行ってくれるハイクラスのレストランでのサービスに匹敵するかのような「おもてなし」で、これらは乳牛たちの生活満足度を高めることになります。
《略》

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