【経営改善のきっかけは?DairyJapan10月号】
酪農には、毎日「収穫作業」があり、定期的に資金を得ることができます。そのため小さな資金繰りはしやすいですが、大きな投資はなかなか起点が作りにくいのも現実のようです。
農場の経営が上手く回らない場合、問題点が散在しており、どこから手を付けたら良いやら……なんてことも。そんな時は、表面に浮かんでいる問題を「なぜその問題が起きているのか」という視点で、深堀ります。そこで出た問題をさらに「なぜなのか?」と追及する。それを繰り返す。こうして問題の原因を追究して追求して追求していくと、本質的な問題にたどり着くことができるのです。5回以上繰り返すと良いそうです。
また経営改善や投資の際に、家族経営ならば、家族の意見をまとめることも重要になってきます。著者は、経験した事例をもとに、家族の意見の相違をまとめることは、飼養管理と同等に酪農経営者に求められる能力としています。
「”気づき”と共有から始まる経営発展の仕組みづくり」その2
目を通してみれば、何か新しい気づきが生まれるかもしれません。