飼料効率向上の取り組み③:DairyJapan9月号

エサの原料価格高騰が叫ばれるなか、いかにして飼料効率を高めるか。

【岡山県N牧場の場合】

飼料原料の高騰をヒシヒシと実感するNさん。改めて乳飼比を最適にい直し、利益を出す方向で考えています。エサ代抑制の一つの方法は自給粗飼料生産。作付け規模も拡大し、近隣への販売も行なっています。

N牧場では自給飼料生産のリスクも考えて注力して生産する品目を変更してきたそうです。稲WCSでは給与量に限界が……デントコーンでは台風の際の倒状リスクが……などのリスクが潜んでいます。そのようなことも考えながら現在はグラスサイレージに力を入れています。さらに理想のTMRに近づけるために、嗜好性が高いジュース粕や乾物率の高い輸入デントコーンなど、価格を抑えながら原料を工夫して調達。

購入・自給それぞれにリスクがあることを理解しながら時代に合わせて最適な飼料設計をするN牧場。要チェックです。