今回も、先週のこのブログでご紹介した、東藻琴で行われた伊藤紘一氏の酪農セミナーの内容の一部です。
初産牛などの弱い牛の保護はマネジメント上で実現しなければならず、「私ならこうする」として、「エサ寄せのタイミング」が解説されました。
強い牛はエサに口が届かなくなったら弱い牛のほうへ移動するので、弱い牛が十分にエサを食べるまで張りつけておくようにすること。
そのためには、第1回目のエサ寄せは、給飼してから15-20分後に行う。
(強い牛は15-20分食べ続け、その後、弱い牛のほうへ移動するから)
また、飼槽の端側にエサを入れていない(撒いていない)ケースが多く見られるが、そこは弱い牛が入る場所なのできちんとエサを入れること、エサ寄せの方法は、牛が一番食べやすいところに寄せてやること、なども解説されました。