成分調整牛乳が前年同期比で約88%の伸び:農水省調べ

2009 年 9 月 9 日

Filed under: — admin @ 5:06 PM 業界情報

このほど公表された農水省牛乳乳製品課の
「最近の牛乳乳製品をめぐる情勢について(9月)」によると、

平成21年4月から7月までの飲用牛乳類の消費は前年同期比3.6%減
となった。牛乳は同10.2%減、加工乳は5.5%減だった。

一方で、成分調整牛乳は同87.8%と大幅に伸びている。
乳飲料は同3.8%減、はっ酵乳は3.2%の増加。

またバター生産量は同11.1%増、脱脂粉乳も同5.0%増となった。

こうした消費構造の変化を受け、酪農生産現場では
バター買い入れ割当や、生産調整などの懸念が強まり
主産地の一部では、それらに備えて今のうちに増産し、
生産実績をつくっておこうという動きが強まっている。

畜産からの温室効果ガスは日本全体の約1%:日本畜産環境学会で

2009 年 9 月 7 日

Filed under: — admin @ 11:15 AM 業界情報

先に行なわれた日本畜産環境学学会によると、
畜産に由来する温室効果ガス排出量は、
日本全体における排出量の最大1%程度(1436万トン)としている。

これは畜産草地研究所の長田隆氏による研究論文によるもの。
畜産経営内で排出されるメタンと亜酸化窒素は、
家畜飼養における消化管からのメタンと、
糞尿の取り扱いから発生するメタンと亜酸化窒素に大別される。

両方合わせて排出される温室効果ガスは1435.6万トンであり、
農業区分からの排出される量の約半分を占め、
日本国温室効果ガス総排出量の約1%にあたる。

そのうえで、単位生産物当たりの排出温室効果ガス減少が、
食料増産と温暖化防止の両立に必要で、
生産効率の向上がカギとなる、としている。

詳しくは、日本畜産環境学会誌(第8巻、第1号)を。

利益率は「個人」は下落、「法人」は良化:日本政策金融公庫

2009 年 9 月 1 日

Filed under: — admin @ 7:42 PM 業界情報

日本政策金融公庫はこのほど、平成20年度の農業経営動向分析を発表した。
これは、同公庫の融資先である「担い手による経営」について調査したもの。
調査戸数は、酪農では、個人経営が北海道:170、都府県:670、
法人経営が北海道:22、都府県:55。

それによると、
「個人では、乳価の値上げがあったため売上高は増加したものの、
飼料費等のコストは年々上昇して経営を圧迫しており、利益率は下落した」
「法人経営では、飼料費高騰の影響は強かったが、利益率は若干良化した」
としている。

個人、法人ともに売上高は伸びたものの、
利益率は、北海道、都府県ともに個人経営で、前年比5から10%下落する一方、
法人経営では、北海道が5から10%、都府県が10から20%良化している。

ホクレン家畜市場:8月の初妊牛相場は50万9000円の高値

2009 年 8 月 31 日

Filed under: — djito @ 2:38 PM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・8月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

8月については、例年に比べ出回り頭数は少なく、秋以降の分娩が中心となるなか、平均価格50万9000円(前月に比べて1万円高・前年同月に比べて7万8000円高)の高値で推移している。

9月については、都府県における暑熱期の導入控えは解消するものと予測されるが、出回り頭数の回復は見込み難く、保ち合いでの価格推移が予測される。

ホクレン家畜市場:7月の初妊牛相場は49万9000円

2009 年 7 月 31 日

Filed under: — djito @ 10:27 AM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・7月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

7月については、例年に比べ出回り頭数は少なくなったが、暑熱期の導入であることから、平均価格49万9000円(前月に比べて2万5000円安・前年同月に比べて6万5000円高)で推移した。

8月については、秋以降分娩中心での出回りとなり、引き続き出回り頭数の回復は見込めないことから、保ち合いでの価格推移が予測される。

日本の食糧供給:将来も輸入大国、日本でいられるか

2009 年 7 月 25 日

Filed under: — admin @ 8:40 AM 業界情報

農水省関東農政局主催の「第3回意見交換会」が、
7月24日(金)、埼玉県さいたま市内で開かれ、豊田通商株式会社の
食料事業部部長補・三木重昌氏が、「世界の食糧生産と国内供給のあり方」を
テーマに講演した。

同氏は豊富な実務経験を基に、世界の主要穀物である小麦、コーン、
大豆、コメの需給について、生産と消費のトレンド、
穀物貿易の今後の見通し、輸出国から見た日本、などについて話題提供した。

近年の穀物国際価格の高騰要因などの分析は、すでに多くの識者が行なっており、
同氏も同じ見解のようで、「いかなる可能性も否定できない」とし、
次のように述べた。

「穀物輸入量で見ると、日本が輸入量を減らす中で、発展途上国の輸入量が伸び、
今後、日本は穀物市場で“注目しなくてもいい国”になりつつある」

「遺伝子組み換え(GM)作物のトピックスとして、
世界の総作付面積のうち、大豆は69%、コーンは24%、綿は46%が
GMに切り替わっている(2008年)」

「今年5月、アメリカ、カナダ、オーストラリアの主要小麦団体が将来の
GM小麦商業化に向けて協働化していく旨、発表した。また、
米国モンサント社がGM小麦導入に向けて再始動との憶測あり」

「将来の日本の輸入に対しては、不安定感が増すだろう。
しかし日本の消費者ニーズのあるNonGM穀物に対しては、
一手間も二手間もかかるが、供給ルートを探っていく必要がある」

ホクレン家畜市場:6月の初妊牛相場は52万4000円

2009 年 7 月 3 日

Filed under: — djito @ 2:35 PM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・6月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。
6月については、夏分娩中心の出回りであったが、例年以上に出回り頭数が減少したため、平均価格52万4000円(前月に比べて2万2000円高・前年同月に比べて7万4000円高)で推移した。
7月については、本格的に暑熱期の導入となるが、引き続き出回り頭数の回復は見込めないことから、保ち合いでの価格推移が予測される。

「6月は牛乳月間」スタート:百歳への挑戦をテーマにミルクセミナー、開かれる

2009 年 6 月 2 日

Filed under: — admin @ 6:12 AM ニュース,業界情報

「6月1日は牛乳の日、6月は牛乳月間」がスタートした6月1日(月)、
東京都内で「牛乳の日」健康セミナーが開かれた(主催:日本酪農乳業協会)。

内容は、牛乳大使に任命されている作家の立松和平氏の講演と、
町をあげて牛乳摂取を推進し、健康な町づくりを進めている
福島県西会津町の取り組み事例に学ぶパネルディスカッション。

(more…)

「牛乳月間」のキックオフイベント

2009 年 6 月 1 日

Filed under: — maetomo @ 12:03 PM ニュース,業界情報
「MILK EXPO@有楽町」では哺乳体験も行われた

「MILK EXPO@有楽町」では哺乳体験も行われた

社団法人日本酪農乳業協会など酪農乳業関連団体は5月31日、「MILK EXPO@有楽町」を開催した。

これは牛乳月間をスタートするキックオフイベント。あいにくの空模様だったが、牛乳のサンプリングや哺乳体験、搾乳体験などには多数の来場者が訪れた。

(more…)

ホクレン家畜市場 初妊牛の相場 5月平均は50万2000円

Filed under: — djito @ 11:42 AM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・5月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。
5月については、出回り頭数は減少傾向にあったが、夏分娩中心となっていることから、平均価格50万2000円(前月に比べて2万円安、前年同月に比べて3万8000円高)で推移した。
6月については、引き続き出回り頭数の回復は見込まれないが、夏分娩中心の出回りとなることから、弱含みでの価格推移が予測される。

« 前ページへ次ページへ »

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.