徹底した防疫対策

家畜改良センターの岩手牧場さんに取材でお邪魔しました。国産種雄牛の能力向上を目指す同センターのことは皆さんなんとなく知っていると思いますが、その中まで見たことがあったでしょうか?

岩手牧場では、種雄牛となる優秀な子牛を生むことを大きな役割としています。できるだけ速い改良スピードで、優秀な牛群から優秀な雄牛を生み出すためには繁殖に関わる知見・技術・設備が求められます。その素晴らしい繁殖管理の様子を取材しました。

さらに、ここでは副産物になるであろう生乳出荷についても徹底した仕組み、管理がなされており、非常に見ごたえのある牧場でした。

取材に当たって、体調チェックや海外渡航歴、畜舎への出入り歴等を記録し、用意していただいたツナギ、長靴に履き替えます。カメラなど持ち込み品も消毒をし、万全の状態で取材をさせていただけました。防疫対策の徹底具合が素晴らしかった……岩手牧場さんありがとうございました!

詳しい内容については、DairyJapan1月増刊号『DairyPROFESSIONAL vol.25』でご紹介いたします。お楽しみに!

いま反芻している牛、何割?

十勝管内T牧場の飼料設計を担当しているKさん、某日の昼時、反芻モニタリング中です。
「反芻はバッファ効果でルーメンを健全にします」というKさん。
「牛舎に入ってぱっと見渡したときに、目に入った牛達の5割が反芻していることがボーダーラインで、理想は8割です」と反芻のモニター方法を解説してくれました。

哺乳ボトルの洗浄に強力な助っ人

先日、愛知県のM牧場を訪ねました。M牧場のSさんは就農から約10年。さまざまな改善と投資をしてきました。
約3年前に搾乳ロボットの更新を計画したM牧場は、事業審査や工期の遅れによって今年4月に最新の搾乳ロボットに更新が完了したといいます。
ちょうど酪農情勢が非常に厳しい状況での返済スタートになってしまったことは、大きな負担であることは明白です。しかしSさんは、「搾乳スピードや搾乳性が上がったことで、結果的に乳量は伸び、売り上げを高めることができた」と満足げに話してくれました。
さて、そんなM牧場で「買ってよかった」機材を紹介していただきました。それは、業務用食洗機。
乳肉複合経営で規模も大きなM牧場。日々の哺乳ボトルの洗浄も一仕事です。また哺乳ボトルはブラシで強くこすれば、徐々にこすり傷が付くもの。そこで、業務用の食洗機を導入したところ、洗浄の手間が省けることはもちろん、高温で高い水圧によって洗浄できるため、哺乳ボトルの衛生状況も良好とのこと。Sさんは、「おすすめの機材」と太鼓判を押します。

新刊『ここハズ③』入荷いたしました!

 お待たせいたしました!
 大場教授の『ここハズ』シリーズ第3弾、『ここはハズせない乳牛栄養学~飼料設計の科学~③』が本日、刷り上がって参りました!

ここはハズせない乳牛栄養学~飼料設計の科学~③

 ご予約いただいた皆様から、順次発送を開始させていただきます。
 お手元に届くまで、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。


『ここはハズせない乳牛栄養学 ~飼料設計の科学~ ③』
 大場 真人(カナダ・アルバータ大学農学部 乳牛栄養学・教授)著
 B5判/214頁
 定価:3200円+税(送料込)
 ご注文はこちらから

『DairyJapan』個展デビュー

【DairyJapan、個展デビュー】

 

皆さんは、『DairyJapan』に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。「現場で役立つ」「ためになる」と思っていただけたらこんなに嬉しいことはありません。もしくは「難しい」でしょうか? わかりやすくお伝えできるように頑張ります。

では表紙にはどのようなイメージをお持ちでしょうか。「牛の絵」と思っていただいた方、正解です。残念ながら素敵な女性の写真ではありません。

そんなDairyJapanの表紙の絵を描いてくださっている藤倉豊明先生が、ご兄弟と共同で個展を開かれました。

ニセコ町の有島記念館で期間限定で開催されており、編集部前田も行ってきました。

想像以上にDairyJapan一色の展示であり嬉しいやら恥ずかしいやら。その一部をご紹介します。

素敵に飾ってくださってありがとうございます。藤倉先生いつも素晴らしい絵をありがとうございます。

私の知らない過去のDairyJapanも観ることができてとても面白かったです(実は60年以上続ている雑誌なんです。

道央、道南、後志の方は近いのでぜひ、道北、道東、都府県の方々は遠いけれどぜひ、お越しください。

https://www.town.niseko.lg.jp/arishima_museum/kikaku/kikaku_2022/3798/