防疫体制の強化を

先日、宮崎県へ出張しました。宮崎へ来ると思い出すのは平成22年に発生した口蹄疫と、その甚大な被害です。

宮崎空港ではターミナル入り口などに写真のような防疫マットを設置し、靴底の消毒を促しています。ただ、先日マットを踏むと、一部のマットでは薬液が乾いている様子でした。そして大きな問題は、このマットを避けてターミナルを出入りできるような設置方法であることです。実際にマットを避けてターミナルを出る人の姿も見ました。防疫マットは「踏んでもらう」ものではなく、「確実に踏ませる」デザインにすべきですし、そのためには長さも足りないと言わざるをえません。

隣国では口蹄疫が発生し、農水省をはじめとする関係省庁や機関は注意を呼びかけています。またコロナ禍が落ち着き、海外からの渡航者も増えてきています。そんな今だからこそ、防疫対策の徹底を!

※写真は以前撮影したものです

人も牛も暑熱対策を!

こんにちは!

DairyJapan本社がある東京は30度近くなる日が増え、すっかり汗ばむ陽気が多くなりました。

私も作業に夢中になっており、気が付いたら全く水を飲んでおらず、はっ!っとする瞬間があります。

夏は水分補給を常に念頭において生活を送ることが重要と感じました。

これからさらに暑い日が増えますので、牛だけでなく皆様も暑熱対策を忘れずに熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

 

写真は先日お伺いした群馬県のS牧場での一枚です。

牧場内にきれいに整えられた花が植えられておりました。
きちんと手入れがされた花壇は色鮮やかで牧場を明るくしてくれます。

このような光景は気分もスッキリしますし作業も捗りそうですね!

北海道らしい

[北海道らしい]

本日、浜頓別町に取材に来ています。浜頓別の皆様、よろしくお願いいたします。

札幌市から300km程度でしょうか。長距離の自動車移動にあまり抵抗を感じなくなってきました。

しかし冷静になって、一昨年まで住んでいた東京から300kmを考えると、愛知県までは行けそうですよ。なかなか遠いなと。

先日家のそばを散歩していた時、道端にアスパラが生えていました。「北海道らしいな」と思いましたが、道内でもなかなか無いことなような気がしますね。

まったく関係のない話で失礼しました。

最近見た「これは便利!」と思う機械を掲載します。

乾草ロールをカットしながら給飼する牽引型の機械です。繋ぎ牛舎で使用されていました。酪農の効率化にも何通りもあるものだなと実感しました。

 

 

 

 

「搾乳マニュアル」インドネシア語版

十勝管内のS牧場は、インドネシア人実習生のために、インドネシア語の搾乳マニュアルを作成・活用しています。
無料でダウンロードできる酪農現場マニュアル作成のテンプレート「デーリィNavi」を使ってアレンジし、Google翻訳を使ってインドネシア語バージョンにしたそうです。
「搾乳作業が統一され、もはや実習生に完全に任せられるほど。実習生が入れ替わっても対応できる」と重宝していました。
同牧場は「デーリィNavi」を使って、ほかに分娩・子牛・乾乳・繁殖・給飼と水・蹄・農場衛生も、皆の作業が標準化されるようマニュアルを作成していました。
※詳細はDairy Japan 6月号で。
※デーリィNavi:https://946nokyoren.or.jp/dairynavi/

移行乳の常識が変わる?

分娩後の出荷できない状態にある移行乳。出荷できないからと廃棄することはもちろん、廃棄乳や代用乳と混ぜて給与することは、実はもったいないことかもしれません。アルバータ大学の大場真人教授は今、この移行乳の給与に関する研究は、子牛の栄養管理のホットトピックスの一つだと言います。
移行乳には、さまざまなホルモンや栄養素が豊富に含まれ、子牛の消化・吸収能力を高めると考えられると言います。
子牛を健康に、かつ将来にわたってハイパフォーマンスを発揮してもらうヒントの一つが移行乳かもしれません。詳細は6月下旬にお手元に届くDairy Japan7月号「誰にも聞けない酪農キーワード」で。