平素は格別のお引き立てをいただき厚く御礼申し上げます。
弊社では、誠に勝手ながら下記日程を夏季休業とさせていただきます。
休業期間中にいただいたご注文・お問い合わせにつきましては、8月17日以降のご対応とさせていただきます。
ご不便をおかけ致しますが、何とぞご理解の程お願い申し上げます。
休業期間:2023年8月10日(木)~2023年8月16日(水)
通常業務:2023年8月17日(木)~
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休業期間:2023年8月10日(木)~2023年8月16日(水)
通常業務:2023年8月17日(木)~
先日、宮崎県のH牧場を訪ねました。
H牧場は平成22年に猛威を振るった口蹄疫による被害を乗り越え、ICT化など新たな取り組みを続けてきました。搾乳ロボット牛舎やバイオガスプラントの稼働など、先進的な取り組みをしています。
バイオガスプラントでメタン発酵後に排出される固形ぶんを敷料に、そして液ぶんは液肥として圃場に還元されています。しかし、液肥の散布には運搬や散布機の燃料、オペレーターの人件費がかかります。そこでH牧場では試験として液肥を3倍濃縮し、さらに無人散布機を試験導入し、それらの問題の軽減に取り組んでいると言います。
今後はバイオガスプラントから出る排熱をハウス栽培に利用することも考えているとHさん。元は糞尿処理のためにはじめたバイオガスプラント事業が、敷料コストの低減や液肥利用、そして新たな作物栽培へと大きな広がりを見せてくれそうです。
昨日、DairyJapan連載記事「NEO酪農家」で取材をさせていただいた方々数名をお呼びし「今、どうしている?」などの近況報告を含めたフリートークセッションを行ないました。
近隣地域の酪農家同士はもちろんよく繋がり情報交換をしていることと思いますが、世代別で、かつ地域を超えたつながりはなかなかできにくいのではと思い開催しました。北海道・福島県よりご参加いただき、先輩酪農家として、弊誌でおなじみ朝霧メープルファーム(静岡県)の丸山純氏にもご参加いただきました。
NEO酪農家達から今抱える課題や目標に向かっての進み方などさまざまな話題を共有していただき、有意義な時間になりました。丸山氏からは「自分の後の世代にここまで熱意のある人達がいることを知らなかった。」と前向きなコメントを頂き、われわれ編集部も、もっと若い世代から業界を盛り立てていかなければと身が引き締まりました。
今後も「NEO酪農家」は続きます。皆さん要チェックです。ぜひ私を取材してくださいという若手の方(20代・熱意のある方)。ご連絡お待ちしています。
「ゲノム評価」と聞くと、「難しそう」「うちには関係ない」「使い方がわからない」という方もおられるでしょう。
それならば、Dairy Japan 7月号のルポ特集「ゲノム評価を酪農経営に活かすには」を、ぜひご一読ください。
北海道根室管内のO牧場(700頭)は、ほぼ全頭のゲノム評価データを得ています。
そして、そのデータ項目で注目しているのが、CCR(経産牛受胎率)とFS(飼料節減)。
CCRは、1.0ポイント高ければ、経産牛の受胎率が1.0%高いというもの。FSは、数値が上がれば飼料が節減できるというものです。
O牧場は、この二項目に着目し、「繁殖成績が良いうえに飼料を減らせる牛群作り」を進めています。
Oさんは、「うちで検証して、その成果が普及されて地域の酪農が発展すれば嬉しい」と話していました。