十勝管内N牧場は、既存のキング式牛舎をアブレスト式ミルキングパーラー(12頭用)に改造しました。
そして、その待機エリアの床の管理として、ストール付近にはモミガラを、それ以外には麦稈を敷いて(撒いて)います。
モミガラは「滑らない」というのが大きな理由です。
細かな気づかいですね。
今月は分娩が多いんです
麦稈が短くなっている!?
さぁ、二番牧草! 麦稈集め!
伏流式人工湿地(ヨシ濾床)浄化システム
2005年に根室管内別海町のI牧場に初めて導入され、本誌2006年9月号、2007年6月号、2008年8・9月号で解説された「伏流式人工湿地(ヨシ濾床)浄化システム」です。
I牧場では1日に出るミルキングパーラー雑排水は約17t。
雑排水には、パーラーの洗浄水のほか、廃棄乳(治療中で出荷できない乳など)も含まれます。
それが見事に浄化処理されています。
このシステムの良い点についてIさんは、「廃棄乳が入れられること。そして、ほとんどメンテナンス、維持費がかからないこと。落差を利用しているので、電気代はポンプ1台分だけ」と言います。
一番下の段(4段目)からは、きれいに浄化された水が流れていました。