腰痛の原因は……

最近、腰痛が気になる編集部員(29歳)です。

調べたところ腰痛の原因は腰だけではなく、肩や背中、太ももなど全身の筋肉のバランスが崩れていたり、腰以外の箇所が凝り固まっていることが原因なんだそうです。つまり、腰だけに湿布を貼っても根本の解決にはならないようです。人間の体は不思議です。

そして、先日の取材でも、全然違いますが似たような話を聞きました。「農場で悩んでいるところ(例えば分娩後の立ち上がり)は、その部分だけ改善しようとしてもうまくいかず、結局その前後の時期を含めた管理全体を見直すことで良くなっていく」ということでした。そしてその農場では、繁殖成績を良くするために、さかのぼって乾乳期管理から見直し上手く回るようになったそうです。

根気よく、真の原因を見定め、地道に改善を重ねていくことが必要ということですね(腰の話です)。

 

DairyJapanでもたびたび触れている話題ですが、とくに乾乳期の飼養スペースは広々としているのがその後の牛の健康に効くようです。

血乳対策法

Dairy Japan 2月号に「周産期乳牛における血乳の発生要因とその対策」が載っています(黒岩朋子氏・NOSAI宮城 県北家畜診療センター・獣医師、向井和久氏・(株)林原 新領域開拓室 飼料プロジェクト、共著)。
血乳が発見されるのは分娩後の初回搾乳時がほとんどですが、分娩前にすでに血乳になっている場合もあるそうです。
血乳の発生は酸化ストレスが関連している可能性があることから、抗酸化物質を充足させることも対策法です。
本記事には、その試験効果が解説されています。

新刊『NASEM』発送開始いたしました!

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『NASEM 乳牛栄養要求 第8版』
 A4レターサイズ/ハードカバー/504頁
 定価:29,700円(税・送料込)
 https://dairyjapan.base.ec/items/70124359

安全な作業のために

農水省が公表した農作業死傷事故の統計によると、過去10年間に北海道で発生した農作業死傷事故の36%が家畜との接触で、とくに大型家畜を扱う作業者は注意が必要と記されています、また、フリーストール牛舎では、牛を移動させる際に柵などに挟まれる事故が多く発生していると注意を呼びかけています。
そんななか先日、香川県のM牧場の取材で聞いた作業安全のための取り組みは、まさに前述した事故による負傷を防ぐもの。
牛舎作業では乗馬用のプロテクターの着用で、挟まれ事故による負傷リスクを軽減しているそう。また、搾乳時にはヘルメット着用を義務付け、身の安全を守っていると言います。
「費用はかかるが、スタッフの安全には代えられない」 というMさんの言葉が響きました。
皆さんは、どのように作業の安全を管理していますか?

はじめまして!

皆様はじめまして。
昨年8月に入社しました小川諒平と申します。

入社して5カ月が経過し、一人で取材に行くことも増えてきました。今後皆様とお会いする機会があった際にはご指導のほど、よろしくお願いします!

さて今回のスタッフブログでは、先日、1月号からスタートしたDairyJapan連載企画「学生牛部は今!」でうかがった宮城県農業高等学校の取材の様子をお伝えします。

こちらでは朝の搾乳も外部に委託をせずに部員達自身で行なっているということ。

朝7時の搾乳に合わせ登校しますが、冬の朝は日も出ておらず、気温も氷点下とのことです。

そんななかでも「むしろ寒くて暗いほうが、やってる感があって楽しいんです」とある部員は笑顔で話してくれました。

この時期はできることなら「ずっと布団で寝ていたい」と思ってしまうDairyJapan編集部員は見習わないといけませんね……。

そんな素晴らしい生徒さん達の様子が掲載されているDairyJapan3月号をお楽しみに!