お金のかからないフットケア(護蹄)

十勝管内N農場で、定評どおりの、おとなしい牛群に感激しました。
どの牛も逃避距離(人が近づいていったときに牛が逃げようとしたときの間隔)が極めて短く、顔を触らせてくれるほどです。
「発情時は危ないけれど……」と前置きしながら牛に抱きつく畜主の様子を写真に収めました。

逃避距離が長ければ、牛の歩行速度は増し、歩行距離も増えます。
逃避距離が短ければ、肢蹄にかかる余計な負担は減ります。
ということは、牛と人の信頼作り、愛情溢れたハンドリング――これも大事なフットケア(護蹄)です。
そして、これはお金がかかりません。

※詳報はDairy Japan 8月号のルポ特集『うちの農場の蹄病予防プロトコル』で。