周産期病が今年多い農場は来年も多い

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道央圏の酪農家有志による道央広域酪農研究会が昨日、長沼町で行われました。
講師は本誌でお馴染みの田中義春氏(空知農業改良普及センター・空知南西部支所・支所長)で、テーマは「疾病を防ぐ技術的対応」です。

酪農場100戸、経産牛5203頭を調べたところ、1年間の周産期病の平均発症率は21%、その幅は0?48%だったそうです。
それは飼養頭数、個体乳量とは関係がなかったそうです。

そして、発症率が去年少なかった酪農家は今年も少ない、去年多かった農場は今年も多い、そうです。
つまり、周産期病が今年多い農場は、同じ管理をしていたら、来年も、再来年も多いということです。

「周産期病は確実に減らすことができる」として田中氏は、その方法を詳しく解説してくれました。
その内容は、本誌連載でも紹介されます。