雪印バター誕生記念館

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雪印種苗?・本社(札幌市厚別区)の奥に「雪印バター誕生記念館」があります。
経済産業省より昨年、近代化産業遺産の指定を受けたものです。
そこを一昨日、見学させていただきました。

雪印バターは大正14年7月25日、ここで初めて製造されました。
この建物(工場)は傾斜地を利用して地下室が設けられています。
雪を蓄えた保冷庫、その冷気をダクトで送る装備もありました。

製造設備は手回しチヤーン(木製タテ型)とハンドウォーカーのみで、1回の生産量は120-200ポンド(約54-91kg)だったそうです。
大変な作業ですね。

ここで作られたバターはどんな味だったのだろう?
そしてどのように販売されたのだろう?
――と先人の苦労を偲びつつ、北海道酪農の歴史の一コマを肌で感じることができました。