さまざまな経営スタイル

農場の収益を上げる方法として、増頭し、規模を拡大するという経営をよく耳にします。

先日訪れたK牧場では、家族経営で運営できる範囲の規模でいかに収益を上げるかについて考え、取り組んでいました。

ポイントは乳牛の能力改良スピードを上げる+和牛子牛での収入だそうです。もちろん飼養管理が基礎にあってこそ!の話ですが。

こちらのお話は順次記事にてご紹介いたします!

 

 

あけましておめでとうございます

皆さま、あけましておめでとうございます。

令和3年の年明け、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

昨年は新型コロナウイルス感染症によって、緊急事態宣言が発出されたり、また多くの行事が延期・中止となったり、新しい生活様式が取り入れられるなど明るくない話題の多い異例とも言える年でした。新型コロナウイルス感染症については、依然収束は見えず、国内の感染者は日々増加傾向にあります。

迎えた令和3年は、待ちに待った丑年。われわれ酪農乳業に携わる人にとって、最も身近な牛が干支となる年です。丑年は「先を急がず着実に物事を進めることが大切な年」と言われています。別の角度から見えれば、着実に日々と向き合うことが将来の成功につながる、とも言えるのではないでしょうか。

新しく迎えた丑年、日々、牛に感謝しつつ、業界全体のさらなる発展を目指していきましょう!

新しい働き方

近年よく耳にする「スマート技術」——それは単に自動化して労働力削減と生産性向上を実現するにとどまらず、人材を育て、地域の酪農の担い手を輩出することに貢献するものとされています。
「酪農の経験がない人でも活躍できる牧場にしたい。そうした“新しい働き方”の現場を構築していくことが、これからの仕事だ」と、先を見据えてスマート技術に取り組んでいる酪農経営者の言葉が印象的でした。

※詳しくは本日発売のDairy Japan 1月号で。

牛乳の可能性、大きいです。

先日伺った神奈川県のI牧場では、牛舎に隣接したジェラートショップを運営。

同じ地域の農家さん達と連携をし、地元の野菜や果物をふんだんに混ぜたジェラートを作っていました。季節ごとに旬のものを取り入れて地域が一丸となって成り立つ素敵なお店でした。

近隣の提携トマト農家さんも「Iさんがジェラートにしてくれたおかげで地域の子供たちもトマトを美味しく食べてくれるようになった」と嬉しそうに話してくれました。

牛乳×?? の可能性は無限大ですね。

一般企業のような働き方を実践

先日伺ったK牧場では、ご家族以外に4名の雇用をしており、皆さんシフト制で週休2日を確保できているんだそうです。

シフト管理がすごいです。私も自転車屋さんで働いていた時によく作りました。

エサも発酵TMRを手作り。良いエサを作るためにとのことです。

ロールベーラー。はじめて見ました。もはやTMRセンターですね。グルグル巻いているところ見たいな。

さまざまなものをご自身で作ったり設置したりしているようで、なんだか楽しそうでした。

将来長く働いてもらえるような企業を目指しているとKさん。将来の酪農家を育てるべく日本人を積極的に採用しているようです。

着実で前向きな方針と地の利を活かした経営努力で農場の皆さんもやりがいを持って働いていました。