気持ちの良い眺め

平成の時代が終わり、令和が始まりました。昭和生まれの私にとって、令和は三つ目の元号。気持ちも新たに新しい時代を過ごしていきたいものですね。

さて、写真は先日お邪魔した香川県のA牧場。ゆったりと横臥する牛達を写真に収めることができました。

取材でお邪魔する私達記者は、農場では部外者です。そのため、牛達はどこかそわそわしたり、興味を示して寄ってきたりと普段とは違う動きをすることが多いでしょう。そのため私達は写真を撮る前に、ゆったりと牛舎を回り、牛達の警戒心を解くことから始めます。

この仕事を始めた頃、元ウィリアムマイナー農業研究所日本事務所の伊藤紘一氏に牛舎での立ち居振る舞いを教えていただきました。「穏やかにゆったりと移動すること、手は極力見せないこと、死角から近づかないこと、ブーツカバーは音の出ないように慎重に足を運ぶこと」などなど。基本中の基本ですが、牛舎に入るときには、いつもこの言葉を思い出します。