写真は先日おじゃましたエムズ・デイリー・ラボで撮影した一コマです。バルク乳などの培養検査をするラボ内で、複数の培地を使ってサンプル乳の培養検査をする現場です。
少し見にくいですが、机上にガスバーナーの炎が見えます。なぜ、ガスバーナーを炊くのでしょうか?
その答えは空気中に混在するチリや細菌など(浮遊塵、浮遊細菌など)が培地に落下することを防ぐためです。培地の脇でガスバーナーを炊くことによって上昇気流を起こし、これらの落下による混入を防ぎ、精度の高い試験を行なっています。
バルク乳スクリーニング検査は農場に存在する乳房炎原因菌の特定のみならず、その結果から牛群管理改善の方向性を考えたり、搾乳機器類の洗浄状態なども知ることができる、いわば農場の健康診断。定期的に検査を受け、農場の現状把握と改善に役立てたいものです。
詳細はDairy PROFESSIONAL Vol.14(Dairy Japan6月臨時増刊号)で。