過日、酪青研東海協議会と関西協議会の会員に集まっていただき、座談会を開催しました。
エサ高やエネルギーコスト高で厳しい経営環境が続くなか、どのように酪農を続けるのかを話し合いました。
自家産後継牛の確保や自給飼料増産によるコスト安定化、事故率の低減など経営基盤の改善に話題は集中。さらに、都府県、とくに都市近郊の酪農にとって避けて通れない近隣との良好な関係作りも。その地で酪農を永続的に行なうために、近隣からの要望には積極的に答えていくというのが、都市近郊酪農の一つのあり方だと改めて感じました。
そして、話題は良質乳生産へ。ある会員からは「消費を落とさないようにできるだけ乳質の良い生乳を生産していかなければならない。そして良質乳を生産し続けることで、まだまだ生き残っていける」と言います。彼の牧場の乳質は、都府県でもトップクラス。カウコンフォートを高め、観察を怠らないのが良質乳生産の基本だと話します。
「牛を健康に、快適に飼う」――一番基本的なことではありますが、これが完璧にできれば、乳房炎をはじめとした疾病による廃棄や乳量ロスが減り、さらには消費者からも信頼を得られるというのがその考えのようです。
くわしくは3月下旬発売のDairy Japan4月号で。
Previous
Next