酪農理解醸成活動:中央酪農会議

2013 年 8 月 6 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:43 PM ニュース

一般社団法人中央酪農会議(以下、中酪)は、8月6日、都内で、飼料価格高騰等に対応した酪農理解醸成活動の今後についての記者会見を行なった。会見で内橋政敏事務局長は「乳価の値上げによる牛乳小売価格の転嫁が円滑に行なわれるように、また、小売価格転嫁後の牛乳消費の減退が懸念されることから、乳価交渉の進捗状況や社会情勢等を考慮しながら、酪農理解醸成活動についての取り組みを考え進めてきた」と述べた。

中酪は、6月末から酪農家の現状(飼料価格高騰等)を取り上げ、牛乳価格改定への理解促進を狙い、流通関係者向けの新聞に意見広告を載せる等の活動を実施しており、今後は一般メディア向けの説明会を東京、大阪で実施する予定。8月下旬からは、生活者向けに視点を移し、未来の酪農を担う「酪農にかかわる高校生」が活動している姿を広告の素材としたり、生産現場を題材とした理解醸成番組を提供する等、酪農家の現状を取り上げた理解促進から、生活者を味方につけることに視点を移して牛乳価格改定への理解醸成を狙う、と会見で発表された。

「NDS通信・第3号」配信

2013 年 8 月 2 日

Filed under: — djito @ 2:41 PM ニュース

株式会社ワイピーテックは、乳牛の飼料給与設計システムCPM Dairyの後継版であり、CNCPS ver. 6.1に準拠したNDS(Nutrition Dynamic System)のユーザー向けのニュースレター「NDS通信・第3号」を配信した。

本号には、NDS Tutorialsから、
・Feed Inventory Planner 貯蔵飼料の管理
・Feed Pool Size 飼料のプールサイズ

NDS Dynamics(ニュースレター)から、
・飼料分析と再サンプリング エルマノ・メリ
・油脂サブモデルの信頼性に関するいくつかのポイント トム・ジェンキンス

などの記事が掲載されている。

配信希望者は、以下へE-mailで申し込む。
tadashi_suzuki@yptech.co.jp

牛乳等の出荷価格改定のお知らせ:雪印メグミルク

Filed under: — AsanoHiroko @ 11:56 AM ニュース

雪印メグミルク(株)は、10月1日出荷分から牛乳等の出荷価格改定を実施する。
対象商品は牛乳等の計29品で、現行の出荷価格を1から4%程度引き上げる。

第2回Jミルクエビデンスセミナー 開催のお知らせ

Filed under: — AsanoHiroko @ 11:55 AM セミナー開催案内,ニュース

(一社)Jミルクは、9月3日に札幌市内で「平成25年度 第2回Jミルクエビデンスセミナー」を開催する。
本セミナーは業界関係者を対象としたもの。

「平成25年度 第2回Jミルクエビデンスセミナー」
講演内容1:「高血圧と減塩」(仮)
講師1:島本 和明 (札幌医科大学学長・理事長)
講演内容2:「ミルクでおいしく減塩 乳和食レシピ」(仮)
講師2:小山 浩子 (料理家・管理栄養士)
日時:9月3日 14時00分‐16時00分
会場:札幌パークホテル 3F パークルーム
申込締切日:8月23日 必着
対象者:酪農乳業関係者及び研究者・栄養士等

良質自給飼料確保は生命線

2013 年 8 月 1 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

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北海道TMRセンター連絡協議会(オコッペフィードサービス・近藤三男会長)は7月31日、札幌市で「夏期研修会」を開催した。
全道からTMRセンターおよび関係者ら約230名が参加した。
今回の研修会は「良質自給飼料確保に向けた生産技術の向上を目指して」をテーマに、十勝管内・鹿追町農協の取り組みの紹介、二次発酵抑制剤の紹介とユーザーの感想、農水省から情勢報告、グループ討議、総合討論が行なわれた。

「良質サイレージの確保に向けた鹿追町農協の実践事例」と題して、同農協・営農部コントラ課長・寺嶋博晃氏は、平成5年から同農協で実施しているコントラクター事業の概要を紹介。
コントラ課の取り組みとして、以下をあげた。
・圧縮係数に基づいた踏み込み作業の強化
・バンカーサイロの容積調査
・運搬トラックの容積調査
・バンカーサイロの詰め込み台数・運送時間調査
・各圃場からの運搬台数(収穫時)調査
・収穫前の牧草調査
・天気の予測
・指導機関との連携強化

各酪農家のバンカーサイロに容積をペイント表示して踏圧強化の意識を高めるとともに、トラックの運搬間隔を5分以上にして、圧縮係数2以上になるように努めている。
オペレーターは単なる作業員ではなく、優秀な技術員としての資質向上を図り、養成・確保に取り組んでいる。

※詳報はDairy Japan 9月号で。

日本の酪農を守る:全国酪農民大会

2013 年 7 月 31 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:30 PM ニュース

CIMG0968日本酪農政治連盟は、7月31日、自由民主党本部で、「日本酪農を守る全国酪農民大会」を開催した。本大会には自民党本部の大ホールに収まりきらないほどの、全国の酪農家および関係者が集まった。佐々木勲委員長は挨拶で「われわれ酪農家は大変な試練をくぐりながら今日まできた。7月23日にはTPP交渉への正式な参加が決まり、第一次産業だけでなく、あらゆる産業において変革期を迎えている。酪農家にとって一番大事なことは、日本国民に安全で安心して飲める牛乳を供給し続けることである。ここに集まった皆さんも毎日同じ気持ちであり、この信念は忘れてはならない。これからも私達は、次の世代に希望と魅力のある産業として、政府の力を借りながら、この酪農産業を、安心して経営ができるものにしようではないか」と意気込みを述べた。その後、酪農経営安定政策実現の要請が決議され、地区ブロックごとの要請が訴えられた。本大会終了後には、デモ行進が行なわれた。

テーマは「牛乳の再認識」

2013 年 7 月 30 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:09 PM ニュース
2013サミット組織委員会 田中要委員長

2013サミット組織委員会 田中要委員長

国際酪農連盟日本国内委員会は、7月30日、都内で、本年秋開催予定のIDFワールドデイリーサミットの準備状況報告記者会見を行なった。本サミットは、10月28日~11月1日までパシフィコ横浜で開催される。会見で、2013サミット組織委員会の田中要委員長は「このサミットでは“牛乳の再認識―母なる大地からの贈り物―”をテーマとしている。酪農乳業の産業としての価値、継続性を真剣に考え、牛乳が持つ健康や栄養への効果をもう一度確認するとともに、わが国や世界の酪農・乳業を取り巻く、さまざまな問題解決への手がかりとなるような、情報交換および研究開発支援の場を提供したい」と述べた。本サミットでは約150名の講演者が集い、10のテーマ別の特別講演会が行なわれる予定。また、国内外参加者のため、日本の乳・乳製品を自由に飲食できる場“ミルクバー”が設置される。

 

TPP交渉会合報告会

2013 年 7 月 29 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:03 PM ニュース

日本の畜産ネットワークは、7月29日、都内で、第18回TPP交渉会合(マレーシア)の報告会を行なった。報告会には公益社団法人中央畜産会の菱沼毅副会長、全国肉牛事業協同組合の山氏徹理事長、および日本酪農政治連盟の斉藤博幹事長が集まった。菱沼副会長は「日本の畜産ネットワークからは、酪農・肉用牛・養豚・食鳥と、各畜種バランス良く参加し(計10名)、畜種間相互の情報交換や、お互いの理解を深め合えた、意義のある旅となった」と感想を述べた。山氏理事長は「現地でオーストラリアの生産者団体と2時間以上かけて意見交換ができて良かった。日本は7月23日の午後、TPP交渉への正式な参加が認められ、いよいよ本格的な戦いが始まる」と述べた。

第19回TPP交渉会合は、2013年8月22~30日にブルネイで開催される予定。

今月の営農技術対策

Filed under: — djito @ 7:13 AM ニュース

北海道農政部は「8月の営農技術対策」を発表した。

家畜飼養における「今月の重点項目」は、
・暑熱ストレスを軽減するため、牛舎内換気や送風など対策の徹底を図る。
・嗜好性が高く消化性の高い良質粗飼料を給与するとともに、給与回数や掃き寄せ回数を増やす。
・発情予定牛のピックアップと観察強化で、発情の見逃しを予防する。
・疾病防止のため、農場内の衛生対策を徹底する。

乳牛の「飼料給与」においては、以下の注意を促している。
ア 8月は乳成分率が最も低下する月である。乾物摂取量の低下を避けるために、嗜好性が高く消化性の高い良質な粗飼料を給与する。
イ 飼槽を清潔に保ち飼料の変敗を防ぐ。また、飼料の給与回数や残飼の掃き寄せ回数を増やす等、乳牛の採食意欲を高める。
ウ サイレージ等の発酵飼料は発熱、カビ等による変敗に注意が必要である。水平型サイロやタワー型サイロでは取り出し幅(深)を20cm以上とする。取り出し後の放置は避け、常に新鮮な状態で給与する。
エ MUNデータを活用して栄養バランスに留意するとともに、エネルギー不足にならないように十分な飼料を補給する。
オ 暑熱時の粗飼料喰い止まりやルーメンアシドーシスの発生を予防するため、重曹(炭酸水素ナトリウム)等を給与する。また、暑熱時はカリウム・ナトリウム・マグネシウムなどのミネラルやビタミンが損失するため補給し、免疫力を高める。
カ 給水施設の清掃をこまめに行い、吐水量を確認し新鮮な水を十分飲めるようにする。

草地における「今月の重点項目」は、
・2番草刈り取りは、NDF消化率が低下しないよう、適期刈りに努める。
・2番草のバンカーサイロでの踏圧作業は、圧縮係数が2.3以上となるよう行なう。
・1・2番草の確保量が不十分な場合は、チモシー主体草地で1番草刈り取り後の施肥量の半分量を施肥し、3番草の収量を確保する。
・混播草地造成のは種は、道東が8月上旬、それ以外の地域は8月中旬までに終える。

詳しくは、北海道農政部・生産振興局・技術普及課のホームページへ。

プロ顔負けの作品ぞろい

2013 年 7 月 27 日

Filed under: — djito @ 4:11 PM ニュース

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酪農学園大学(北海道江別市、干場信司学長)は7月27日、牛乳を使ったお菓子レシピ募集の「第8回 高校生パティシエコンクール」表彰式を行なった。

同コンクールは、牛乳消費の低迷による生乳の減産が続くなか、市場活性化の支援の一つとして、同大学が全国の高校生を対象に、牛乳類を使ったお菓子レシピを募集するもの。

今回は、全国27校から223レシピの応募があり、12作品が入賞、そのなかから学長賞1作品、農食環境学群長賞2作品が決定し、作者を同大学に招いて表彰した。
受賞作品・作者は以下。

なお、入選作品の一部は、北海道拠点コンビニのセイコーマートより10月に商品化される予定。

●学長賞「奇跡のモーロール」
宮城県農業高校3年/大友美紗さん・遠藤恵さん・亀井来実さん
津波で助かった牛をテーマにした作品。

●農食環境学群長賞「牧場さくさくミルクプリン」
宮城県農業高校1年/櫻井愛花さん・遠藤玲美さん・齋藤春菜さん・佐藤舞さん
抹茶で牧場を表現した作品。

●農食環境学群長賞「チーズとオレンジのふわふわムース」
北海道三笠高校2年/畠山慎一さん
チーズでふわふわ触感に仕上げた作品。

写真=上から、受賞者の皆さん、「奇跡のモーロール」「牧場さくさくミルクプリン」「チーズとオレンジのふわふわムース」

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