冬を前に、堆肥・スラリー散布で忙しい時期ですね。
オホーツク管内のH牧場は、バイオガスプラントの消化液(発酵後の液肥)を散布しています。
消化液は「臭気がほとんどない」といわれています。
そこで、散布作業中のスラリータンカーの散布口に顔を近づけてみました。
すると臭気は、ほとんどありません。
ここまで臭気がないとは、驚きました。
上から目線
柔軟な考えで、良質なサイレージをつくる
雨が続き、2番草の刈り取りも遅れに遅れる最中、
デントコーンの根腐れ病の蔓延も心配されている十勝管内。
同管内にあるK牧場では、早めに刈り取ったデントコーンで、
写真ように、ある工夫をされていました。
同牧場では今年、デントコーンの収穫量が多かったため、
バンカーサイロに入りきらない分をスタックサイロで積み上げ、
その頂上にラップサイレージをきれいに並べて乗せています。
これは、収穫量が多くスタックサイロが高くなったことで起こる
タイヤショベルでの鎮圧の甘さをうまくカバーできるということ。
こうすることで、良質なコーンサイレージができるそうです。
普段とは違う状況になったときでも、まわりにあるものを利用して融通が利くと、
それだけで強いなと思いました。
十勝で実践型の防疫訓練
「2011 十勝管内 家畜伝染病総合防疫訓練」が28日、十勝農協連家畜共進会場で行われました。
十勝管内の市町村、農協、NOSAI、普及センター、家保の畜産関係者、そして陸上自衛隊など150人以上が参加しました。
今回の訓練は、口蹄疫、豚コレラ、鳥インフルエンザが発生した場合に備えて、「実践に近い演習を」「参加者自身が防疫作業を行う実地・体験型の防疫訓練を」というものです。
午前は、グループに分かれて消毒ポイントの設営・運営の机上演習、午後は、消毒ポイントでの実際の作業・対応が行われました。
この訓練が現実とならないよう、病原菌の侵入防止の徹底を図ることが第一ですが、万一に備えて、こうした訓練も欠かせません。
訓練とはいえ、参加者からは終始、緊張感が伝わってきました。
「ジョッキ牛乳宣言」の町:別海町
生乳生産量日本一(全国の生乳の7%を生産)である根室管内の別海町では、
町をあげてのご当地B級グルメが有名です。
それは、「別海ジャンボ牛乳&別海ジャンボホタテバーガー」で、
地産地消型「新・ご当地グルメ」と銘打ち、交流人口を増やし、
地域を元気にするという目的があります。
現在、提供している店は全6軒で、別海ジャンボ牛乳と
別海ジャンボホタテバーガーと道産ジャガイモ使用のポテトフライを
スタンダードメニューと定義しています。
「別海ジャンボ牛乳&別海ジャンボホタテバーガー」は、
どの店でも簡単に提供することができるわけではなく、
三つの定義とルールのうえに成り立っています。
この三つによって、基本は守られながらも各店で工夫を施し、
異なる味を楽しむことができます。
このような町をあげての消費喚起はパワーが感じられます。
ご当地グルメは全国的に人気のあることから、
全国各地で「牛乳を使ったご当地グルメ」が出てくると良いですね。