酪農家ご婦人グループによる「チーズづくり体験講座」

「美留来(みるく)のゆめ」――留萌北部の天塩町、遠別町、宗谷南部の幌延町の3町の、酪農家のご婦人らによって、平成12年に設立された乳製品加工研究会です。

同会は25日、消費者交流と牛乳・乳製品の消費拡大を図ろうと「チーズづくり体験講座」を開催しました。
天塩町民を対象に呼びかけたところ、9名のご婦人が参加(うち3名は酪農家のご婦人)。
午前10時から午後3時まで、モッツァレラとストリングチーズづくりを体験してもらいました。

チーズづくり体験講座の後、ご主人の転勤により天塩町で暮らしている参加者の一人は、「もともとチーズは好きで興味があったし、せっかく酪農の町に住んでいるのだから、チーズづくりを体験してみたいと思いました。とても勉強になり、またつくってみたくなりました」と大満足の感想。

同会の会長である和田洋子さんも、「参加者の方々から、“これからも、こういう機会があれば、ぜひ参加したい”という声をたくさんいただきました。生産者と消費者が手を取り合える、貴重な体験でした」と十分な手応えを語ってくれました。

なるほど。臭気がない

冬を前に、堆肥・スラリー散布で忙しい時期ですね。
オホーツク管内のH牧場は、バイオガスプラントの消化液(発酵後の液肥)を散布しています。
消化液は「臭気がほとんどない」といわれています。
そこで、散布作業中のスラリータンカーの散布口に顔を近づけてみました。
すると臭気は、ほとんどありません。
ここまで臭気がないとは、驚きました。

上から目線

釧路管内のW牧場は、牛舎の上部から牛たちの様子を見わたせるようになっています。
普段とは違った「上から目線」で、牛たちの行動がよくわかります。
何時間でも見ていたくなります。

このような施設がなくても、梯子(はしご)などで、たまには「上から目線」で牛たちの様子を見ると、新たな発見があると思います。

柔軟な考えで、良質なサイレージをつくる

雨が続き、2番草の刈り取りも遅れに遅れる最中、
デントコーンの根腐れ病の蔓延も心配されている十勝管内。
同管内にあるK牧場では、早めに刈り取ったデントコーンで、
写真ように、ある工夫をされていました。

同牧場では今年、デントコーンの収穫量が多かったため、
バンカーサイロに入りきらない分をスタックサイロで積み上げ、
その頂上にラップサイレージをきれいに並べて乗せています。
これは、収穫量が多くスタックサイロが高くなったことで起こる
タイヤショベルでの鎮圧の甘さをうまくカバーできるということ。
こうすることで、良質なコーンサイレージができるそうです。

普段とは違う状況になったときでも、まわりにあるものを利用して融通が利くと、
それだけで強いなと思いました。